【ゲーム関連株日記】胴体まるごとくれてやれ【その19】

 マーベラス(7844)の株式を買ったとたんに株価が急落し、「2月25日発売の『牧場物語オリーブタウンと希望の大地』の売上に希望を託すしかない」と思っていた所、その牧場物語の評判が良くないようだ、と書いたのが前回だった。それから2か月弱。状況はまったくかわっていない。

【ゲーム関連株日記】マーベラス(7844)牧場物語の新作……【その18】

 マーベラス(7844)の株価はずっと下がり続けているかというとそういうわけでもなく、上がったり、下がったりはしている。しかし、上がりきらずに結局は下がっている。

すぐ上の段の西松屋(7545)

 すぐ上の段の西松屋(7545)は前回の記事で大幅なマイナスだったのが、今回は少しプラスになっている。ただ、これも手放しに喜べない流れがあった。

 そもそも、今回の西松屋(7545)とのつきあいは昨年10月の終わりごろに1700円辺りで買った所がスタートだった。買ってすぐ1400円まで落ち、前回の記事を書くまでの4か月間、ずっと1400円~1500円位の所を上がったり下がったりしていたために売るに売れずにいたのだ。

 1400円近くになると少し買い足し、1500円近くになると「今度こそ、今度こそ1500円を超えてくれるはず」と思いながら持ち続け、でも、すぐに株価は1400円を目指して落ち始め、売るチャンスを逃してしまう。そんなことを繰り返し、前回の記事を書いた時点では、1200株を平均1512円で買った計算になっていた。

 それが一ヶ月ほど前、1400円後半くらいまで上がった時、「はいはい。どうせまた1400円まで落ちるんでしょ。少しマイナスだけど、今、売ってしまおう。また1400円まで下がった時に買い戻せば最終的にはプラスに出来る」と思い、400株ほど売ってしまった。すると今度は1500円を少し超える所まで来た。「あれ、でも流石にこれ以上上がることは……ぎりぎりプラスになっているし」と思って、さらにもう300株ほど売った。するとなぜか今回に限って、1800円まで上がった。そこで残り400株売った。それでいま100株持っているというわけだ。6か月かけて10万円程度のプラスだけで終わった。プラスだからいいじゃないかという気持ちと、上手くやればもっと儲かっていたのに、という気持ちがせめぎ合う。

 1500円付近で売った700株をそこで売らずに我慢して、1800円になってから売っていれば、差額の300円×700株のあと21万円が追加で手に入っていたはずなのだ。21万円あれば、iPad Pro(2021、ディスプレイ 12.9インチ、ストレージ 1TB、ネットワーク Wi-Fi)が買えるだけの額だ。ストレージは512GBで十分だとは思うが、ストレージが1TB以上のタイプだとRAMが8GBから16GBになるらしいじゃないか。ストレージは512GBで良くても、RAMは多い方がいいから……。

頭と尻尾はくれてやれ

「頭と尻尾はくれてやれ」という格言が株式相場の世界にはある。

 株価が下がり「底値になった」と思う所ですぐに買わず、底値から少し上がってきてそのまま上がっていくであろうことを確認してから買って、株価がある程度上がり「まだ天井値じゃないだろう」と思っても、天井値を超えて下がってしまっては売り時を逃すためその辺りで売ってしまった方が良い。

 底値~上がっていくことが確認できるポイント~もう少し上がるかなと思うポイント~天井値

 と、株価の上昇を上記の4つのポイントで「底値~上がっていくことが確認できるポイント」「上がってきていることが確認できるポイント~もう少し上がっていくかなと思うポイント」「もう少し上がっていくかなと思うポイント~天井値」の3つに分割したら、最初と最後は諦めて、真ん中だけの儲けを狙うのが確実である、ということだ。

 私はむしろ、頭と尻尾だけを少しずつかじって、胴体をまるごとくれてやった感じになる。

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