OculusLinkに向けてグラボを買い替えた。

 OculusLinkが発表されて一ヶ月以上が経過した。OculusQuestを有線でPCとつないで、PCVRが使えるようになるというふれこみなので楽しみにしているのだが、なかなかOculusLink用ケーブルの発売日が発表されない。もちろん、単体でも楽しんでいるので、どうしても早く欲しいというわけではないのだが、それはそれとしての話だ。

気がかりなこと。

 OculusLinkに関して、一つ気がかりなことがある。私のPCのスペックでPCVRが遊べるのかどうかだ。そこでPCVRの推奨スペックを調べてみた。

VR Readyってなんだ。VRを楽しむために必要なPCのスペック。

 おそらくOculusQuestを使ってPCVRを遊ぶ時も、Oculus Rift Sを使うときとPCの必要スペックは変わらないだろう。と、いうことは下記くらいのPCスペックが必要になるはずだ。

PCの推奨スペック(Oculus Rift S)

CPU Intel i5-4590 / AMD Ryzen 5 1500X以上
グラフィックボード NVIDIA GTX 1060 / AMD Radeon RX 480以上
メモリ 8GB以上のRAM
ビデオ出力 DisplayPort 1.2以降
USBポート USB 3.0以降 1ポート
OS Windows 10

 CPUとグラフィックボード以外は全く問題なし。CPUはi7-4770Kなのでぎりぎりいけるかいけないか位。グラフィックボードはNVIDIA GTX 660なので完全に足りない。

 そういった流れで、グラフィックボードを買うことにした。グラフィックボードだけとはいえ、ハイエンドのものとなると10万を超えてくるので、さすがに高いと感じる。かといって、あまり安いのを買って、すぐに買い換えることになったら結局高くつく。

グラフィックボードの種類を選ぶ。

 ミドルクラスのを3年後に買い替えるのと、ハイエンド一歩手前位のものを6年間使い続けるのとだと、どっちがいいのだろうかと悩んだのだが、「多分、3年後に買い替えることにしたら、その時また同じことで悩みそうだ。それはそれで面倒くさい」と思い、ハイエンド一歩手前位のものにすることにした。

 GeForce RTX 2070 SUPERというものを買うことにした。ミドルクラスに分けるなら上の方、ハイエンドに分けるなら下の方位のグラフィックボードだ。

グラフィックボードのメーカーを選ぶ。

 GeForce RTX 2070 SUPERに決めたところで、次はメーカーを決めないといけない。同じGeForce RTX 2070 SUPERであっても、メーカーによって細々と違う所がある。空冷ファンの数で冷却性能や静穏性が違うとかなんとか。迷わせてくるところが多い。

 GIGABYTEAORUS GeForce RTX 2070 SUPER 8Gにした。空冷ファンが3つ付いていて良く冷えそうだからだ。しかも、3つ並んだ空冷ファンのうち、真ん中の空冷ファンだけ逆回転をさせ、気流をスムーズにして、冷却性能をあげている。名付けてオルタネートスピニングだそうだ。名前は兎も角、理屈は納得できる。3Dアクティブファンでセミパッシブ冷却を提供し、ダブルボールベアリングによって熱への耐久性と効率性を上昇させ、アンギュラーフィンデザインは ノイズレベルを下げ、より良い冷却能力をもたらすのだ!!

 実際に性能がどうかはともかくとして、冷却システム一つとってもここまで色々と派手な名前を付けているところに心ひかれる所ところがあり、この機種にしてというのも事実だ。

ついに買った!

 グラフィックボードとPC内にある電源をつなげるケーブルと、 VGAサポートステイなるものも一緒に買った。


PCI-E(6+2pin)スリーブモジュラーケーブル


長尾製作所VGAサポートステイS


VGAサポートステイってなんだ。

 グラフィックボードが大きすぎる場合、自重で傾き形が歪むことがあると何かで読んだことがあるので、グラフィックボードを支えるVGAサポートステイも買った。でも、VGAサポートステイってどういう意味だ? サポートステイは、支持して固定するということなんだろうなと想像できるけど、VGAってなんだ?

 グラフィックボードを支えるためのアイテムなので、Vはヴィジュアル、Gはグラフィックだろうと想像がつくが、ヴィジュアルグラフィックボードなら、VGBだし、ヴィジュアルグラフィックカードならVGCだし……と思い検索すると、ビデオグラフィックアクセラレータの略らしい。なるほどね。全然予想とは違った。

付け替えた!

 GeForce GTX 660を取り外し、同じ場所にGeForce RTX 2070 SUPERを取り付ける。それに電源ケーブルを繋いで、VGAサポートステイで固定する。


N660GTX Twin Frozr III OC


AORUS RTX 2070 SUPER 8G


 これまでのものと比べると、GeForce RTX 2070 SUPERは異常にでかい! 確かにこれだと、マザーボードにさして、後ろ側を固定するだけだと、前側が重みで垂れて歪んでくるという話もよく分かる。VGAサポートステイを買っておいて良かった。

 3つのファンの騒音はどうかというところだけど、起動すぐは頑張っているのかすごい音がしている。その後、しばらくして落ち着くと完全に静かになる。ゲーム時も、GTX 660でも遊べる位のゲームなら静かなままで遊べる。よほど重いゲームだと、起動時のような騒音がするのかもしれないが、とりあえず、手持ちのゲームではうるさいと思うほど、ファンが回ることはなかった。

一応、これで動くはずだけど。

 こうなるとギリギリスペックのCPUが足を引っ張って、グラフィックボードの性能を引き出せないんじゃないかと思えてくる。性能のバランスが非常に悪いんじゃないだろうか。

 ただ、CPUを買い替えるとなると、マザーボードも買い替えないといけない。マザーボードを買い替えるならメモリも買い替えないといけない。

 そこまでするなら、もはや、新しいPCを買った方が面倒がなくて良かったんじゃないかとも思う。

『AORUS GeForce RTX 2070 SUPER 8G』GIGABYTE

SilverStone社製PCI-E(6+2pin)スリーブモジュラーケーブル

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