【ゲーム関連株日記】やっぱり株の世界ってこういうことがあるんだな、と思った出来事。訴訟と急落。【その3】

 2011年に任天堂株を買った後、次に株を買うのは2014年と時間がとぶ。その時買ったのはイオン株式会社だった。イオンを応援する気持ちは別段なく、単なる株主優待目当てだ。株主になるとイオンで買い物をしたときに何%かのキャッシュバックが受けられるという話を聞いたのだ。

 その後、引っ越しをしてイオンで買い物をする機会が極端に減ってしまったので、2017年に売却した。45,502円の利益になっていた。

 こんな簡単に利益になるのかとは思ったものの、「この調子でお金を儲けよう」とはならなかった。本来の「応援」という目的からは外れてしまう。ゲーム関連株以外は優待目当てくらいにしておこうと思った。

その後何度か売買してみた

 その後、ラブライブを遊んでいる時期はKLabを買ってみたり、モンハンをやっている時期はカプコンを買ってみたり、スマブラの開発はバンナムだったなと思い出してバンナムを買ってみたりした。任天堂に対する思いとは違ってそこまで強い応援というわけでもないので、10,000円位の含み益、もしくは含み損が出たら、そこですぐに売っていた。そんな感じで半年くらいしたら、なんだかんだで40,000円位の利益になった。最低購入数の100株ずつしか売買していなかったのでお小遣い程度だ。

 その頃になると、最初の応援という話はどこかにいき、ただのゲームになってしまっていた。最近は放置系ゲームアプリが流行っているが、その感覚だった。とりあえず買って、放置して、たまにみて上がってるか下がっているかを確認して、売るか引き続き放置するかを決める。

 ログインボーナスがない分毎日やらなきゃ損しちゃうというプレッシャーがなくお手軽だし、ガチャもないから射幸心をあおられることもなく好きなだけ推しの株を買うことが出来る。プレイ人口が多い為、ソシャゲとしてもなかなか優秀だ。私個人で考えれば、どんなソシャゲでも一人で遊ぶのみなので、プレイ人口自体はそれほど関係はないが。

慣れてきたからと300株買ってみた。

 その当時は現物のみ、500,000円を上限としていた(現物のみなのは今も変わらないが)。どんなに損失が出ても50万までなら別にいいかというゆるい感じだった。ソシャゲでガチャに月何十万も使う人の事を考えたら、年間で500,000円くらいなら可愛い趣味だ。

 その範囲内で買える株で、もう少しだけまとまって買える株は……と探した結果、コロプラに白羽の矢が立った。ちょうど白猫プロジェクトを遊び始めたころだったというのもある。

 2017年11月10日、1,112.0円で300株買ったところ、そのちょうど2か月後の2018年1月10日、コロプラは「2017年12月22日付で特許権侵害に関する訴訟を任天堂より提起され、1月9日に訴状内容を確認した」ことを発表した。

 訴えの内容は「特許権侵害に基づく損害賠償請求」「特許権侵害に基づく弊社アプリ『白猫プロジェクト』の生産、使用、電気通信回線を通じた提供等の差止請求等」。私がコロプラ株を買ったわずか一か月後に、任天堂に訴えられて、稼ぎ頭の白猫プロジェクトのサービス停止を求められていたというのだ。

参考 任天堂 コロプラを特許権侵害で訴訟ー週刊アスキー

 当然のように、コロプラの株価は急落。前日比22%安の955円まで下げた。この段階で約50,000円の含み損。本来ならすぐに損切りするべきだったのだろうが、私は説明書を読まずにとりあえずやってみて操作方法をおぼえていくタイプのプレイヤー。損切りという言葉も、ナンピン買い、買い下がりという言葉も知らなかった。イオンの儲け45,502円、その後半年間の儲け40,000円があったので、まだ、マイナスにはなっていないな、とただ放置していた。

 その後、特にコロプラに有利なニュースはなく、当然のようにじりじりと株価は下がっていった。その4か月後、株価が800円を切るようになり、単純計算で含み損が95,000円となる。

 イオンの儲けとその後半年間の儲けがあっても、マイナスになってしまった。「これよりもっと下がったら元々の50万を大きく割ってしまう」ということで、2018年05月29日に794円で300株売却した。96,248円の損失だった。もっと早くに損切りをしていれば良かった。

 その後もやはりというか予想通りにコロプラの株価は低迷していた。「売って良かった!」と思っていたが、2019年9月12日にスクエニと共同開発のドラクエウォークが配信され、風向きが変わる。

参考 コロプラ、「ドラゴンクエスト」シリーズ初の位置情報RPG『ドラゴンクエストウォーク』をスクウェア・エニックスと共同開発株式会社コロプラ

「ドラクエウォーク」大ヒットを材料に株価が急騰したのだ。瞬間的にではあるが、最高1,783円でも買われる事態となっていた。

 そのころ私が何をしていたかというと、株のことなど完全に忘れて、普通にドラクエウォークを遊んでいた。

怒りのエネルギー #ドラゴンクエストウォーク

 ★5装備が全く出ず、ここでもコロプラに苦しめられていた。

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