ついに! 日本でもProject xCloudがサービス開始。

 ついに待ち望んでいたProject xCloudが日本でもプレビュー版サービス開始となった。

Project xCloudとは。

 Project xCloudは、Android端末に向けたクラウドゲームサービスだ。クラウドゲームとは、サーバーがゲーム全体の処理、スマホが操作入力処理・映像出力処理というように、役割を分担させることで、本来なら処理能力が足りずに遊べないような据え置き機・PC用のゲームをスマホで遊べるようにするゲームシステムだ。スマホにゲームソフトをダウンロードする必要がないため、ストリーミングゲームとも呼ばれる。

 海外では、すでに先行してサービスが開始されていて、150以上のタイトルがプレイできる。日本プレビュー版開始時の対応タイトル数は27タイトルと少ないが、徐々に増えていくのだろう。

 純粋なAndroid端末向けサービスなので、XBOX本体も、PCも一切必要ない。

対応タイトル一覧

 Killer InstinctとMinecraft Dungeonsの2作品に関しては、コントローラーがなくても、タッチコントロールでプレイできる。

 それ以外のソフトは設定を促される。

プレビュー版の間は無料

 本来はXbox Game Pass Ultimate会員向けのサービスなのだが、現在はプレビュープログラムであり,無料で利用が可能となっている(2020年11月18日現在)。そのため、Xbox Game Pass Ultimate会員でなくとも、無料で作れるMicrosoft アカウントがあれば、Android端末を使って、無料でどこででもストリーミングプレイが出来るようになる。

 ちなみにXbox Game Passについては以前記事にしたことがあるので、気になる人は以下参照。

本日(2020年4月14日)からXbox Game Passがスタート! Xbox、PC向けのサブスクリプションサービス!

登録の仕方

参考 Project xCloud 登録Xbox.com

 上記ページからログインし「電子メールアドレス」「居住国」「通信キャリア」「携帯端末メーカー」を選び、「参加することを選択した場合、利用規約に同意したことになります。」にチェックを入れて、送信ボタンを押すと登録完了となる。

 Bluetooth対応のXboxコントローラーを所有しているかどうかのチェックボックスもあるが、別に所有していようがいまいが、登録は出来るし、プレイも出来る。私は「Razer Kishi」でプレイしている。

以前、気になると書いていた『Razer Kishi』が発売された。……ので、さっそく買った。

 私が登録したときは、5分位で「Project xCloud (プレビュー) に関心をお寄せいただきありがとうございます」というタイトルのメールが来た。

メールの内容

ご登録いただき、ありがとうございます

Project xCloud (プレビュー) の登録が完了しました。プレビュー参加のご案内まで数か月お時間をいただく場合がございます。予めご了承ください。

 

テストに関心をお寄せいただきありがとうございます。クラウド ゲームの未来を一緒に作りましょう。Project xCloud (プレビュー) への参加は人数規制を行っております。ご了承ください。登録は当選を保証するものではありません。

「ええ! 数か月?!」と思ったが、4時間後位にまたメールが来た。

おめでとうございます!Project xCloud (プレビュー) に参加者に選ばれました。」

 登録してすぐに使えるようになるわけではないようだが、数か月も待たされる事もないようだ。

 そのメールにはProject xCloudをプレイするまでの手順が書かれていた。

登録後ゲームプレイまでの手順

  1. メールには「Samsung Galaxy Store から Android デバイスに Xbox Game Streaming (Preview) アプリをダウンロードしてください」と書いてあるのだが、普通にGoogle Playからダウンロードすればいい。
  2. Google Play で手に入れよう
  3. アプリを起動し、登録したアカウントでサインインする。
  4. 「Android デバイスを Bluetooth経由で Xbox ワイヤレス コントローラーとペアリングしてください」となっているが、別にBluetooth経由でなくてもいいし、Xboxの専用コントローラーでなくてもいい。ボタンの数が足りていればいいと思う。

 私は前述の通りにRazer Kishiを使っているが、Xbox OneやPS4やPS5のコントローラーを使いたい場合は、コントローラーにスマホを固定するホルダーも売っているので適当なのを買えばよい。

まとめ

日本プレビュー版

  • XBOX本体も、PCも一切必要ない。
  • 本来はXbox Game Pass Ultimate会員向けだが今は誰でも無料。
  • 登録してから数時間でプレイ可能になる。
  • 2020年11月18日の開始時は27タイトルあり。
  • 登録はここから。

必要なもの

  • 対応したAndroid端末(詳細は不明。pixel3XLでは遊べた)
  • Android端末と接続できるコントローラー(Xbox用でなくても良い&無線有線問わない)
  • Killer InstinctとMinecraft Dungeonsはコントローラーなしでも、タッチコントロールでプレイ可能。
  • インターネット回線(推奨最低回線速度は25Mbps)
  • 専用アプリ「Xbox Game Streaming (Preview)

最後に

http://gamesukio.com/games/wp-content/uploads/2019/01/icon-2_1.jpgげいむすきお

 据え置き機のゲームを携帯して遊ぶという夢のような存在。ただ、快適に遊べるかどうかは回線速度に左右される。私の環境では少しラグがあるため、3Dのゲームで視点移動をすると画面酔いする。あと、文字が小さすぎて読みにくい。画面が小さくても解像度は高いので、読むことは出来るが目が疲れる。大画面用のゲームを6インチ程度のスマホの画面でそのまま遊ぶのは無理があるようだ。

 

 本格的にクラウドゲームが普及するようになるのは、すべての地域で5Gが使えるようになって、スマートグラスを使っていつでもどこでも100インチクラスの大画面に映像を映せるようになってからかな。

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