【ゲーム関連株日記】応援するために株を買おうと思い立った。【その1】

 私は書籍でもゲームでも同じ作者の作品を追いかけることが多い。

 書籍なら面白い作品を見つけたら同じ作者の作品を一通り買い揃えるし、ゲームなら、ソフトを購入する際には、まずは開発元や販売元を考える。どのハードのどんなジャンルなのかなんてことは二の次、三の次だ。

 追いかけている開発元、販売元の出したゲームなら、忙しくてすぐには遊べないことがわかっていても、なるべく発売日近くで買うことにしている。しばらく待てばある程度の評価が出揃い、評価によっては値下がりする可能性もあるわけだが、そんなことは関係ない。とりあえず買っておく。それは制作者への信頼でもあり、応援でもある。

ある漫画編集者のツイート

 以前、Twitterで漫画の編集者が「電子書籍より紙の本を買ってもらえるとうれしい」と、ツイートして議論になったのを見たことがある。
 紙の本は印刷し輸送するだけでお金がかかる。売れずに在庫となると、赤字が発生する。「これくらいは売れるだろう」と予想して印刷するが、その予想が大きく外れ、売り上げが振るわないと在庫が大量になってしまう。すると、赤字を恐れて次巻は刷り部数が減らされる。最悪、打ち切りという事にもなる。一方、電子書籍は在庫を抱える心配がないため、いくら売れても売れなくても、次の発行部数とは関係ない。
 ──というわけだ。

 そこでは触れられていなかったが、書籍は委託販売制度であることも関係してると思われる。店先に並べた書籍が売れなければ、本屋はその書籍を出版社に返品することができる。不良在庫を抱えて苦しむのは部数を決める出版社自身なのだ。

ゲームソフトの場合

 一方、ゲームの場合、ダウンロード版はハードホルダーのショップ(任天堂ならニンテンドーe ショップ、SCEならPlay Station store、MicrosoftならMicrosoft Store)でしか作品をダウンロードすることが出来ない。電子書籍販売サイトの乱立する出版業界とは違い、一元管理されているので迅速な集計がなされる。

 また、返品制度がないため、問屋に卸せばそこで売上となる。販売元が不良在庫を抱える心配もない。そのため、書籍の様に「ダウンロード版よりもパッケージ版の方を買ってください」とはならない。

何が一番「応援」になるのか

 上記のように何が応援になってならないのかというのは簡単なようで意外と難しい。
 書籍の場合は、応援する相手が作者個人であり、一つの会社に属しているわけではない為、なおのこと難しい。その一方で、ゲームの場合はそれよりはシンプルだ。応援する対象が「会社」全体だからだ。
 それならばシンプルで確実な応援方法がある。

 株式の購入だ。

 上場している株式会社なら、株式を買うことで少額とはいえ、私のお金を預けてゲーム制作に役立ててもらえることが出来る。

 なんと直接的でわかりやすい応援方法だろうか。

これまでに買った株

 実はこれまでも何度か買っているのだが、あまり良い思い出がない。

 Wii末期に任天堂を買ったらWiiU不振で株価低迷、コロプラを買ったらそのわずか数日後任天堂に訴えられて株価急落、コナミを買ったらコロナ禍でじわじわと下がっていく(他のゲーム関連株が巣ごもり需要でじわじわと上げていっている中でだ)、逆にコロナ禍の巣ごもり需要で右肩上がりのイマジニアを買ったら1ヶ月経たずにファイザーがCOVID-19ワクチン第3相試験の中間解析で90%以上の有効率を示したことを発表して右肩下がりに。

 私が買うと直後に株価が下がるので、応援どころか足を引っ張っているんじゃないかと心配になる。

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