第161回芥川賞&直木賞候補作品発表!

げいむすきお
 第161回芥川龍之介賞と第161回直木三十五賞の候補作品が公益財団法人日本文学振興会のサイトで発表されました。
 芥川賞は5作品が候補に挙がっています。前回惜しくも『平成くん、さようなら』で芥川賞を逃した古市憲寿、同じく前回『居た場所』で逃した高山羽根子の作品も候補に挙がりました。今村夏子と古川真人はともに3回目で、常連になりつつあります。今回が初なのは李琴峰ただ一人。李琴峰は台湾生まれ、台湾育ちで、15歳から日本語を習い始め、同じころから中国語で小説を書いていたそうです。国立台湾大学卒業後、2013年(24歳)に来日。早稲田大学大学院(日本語教育研究科修士課程)に入学し、修了するという経歴の持ち主。
 誰の作品が芥川賞に選ばれても話題性がありそうです。

 直木賞は6作品が候補に挙がっています。候補作の著者が全員女性で、これは直木賞始まって以来はじめてことであり、これだけですでに話題性十分です。

 選考会は2019年7月17日(水)午後4時から築地・新喜楽で開催され、選考委員は芥川賞が小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、高樹のぶ子、堀江敏幸、宮本輝、山田詠美、吉田修一の9人、直木賞が浅田次郎、伊集院静、北方謙三、桐野夏生、高村薫、林真理子、東野圭吾、宮城谷昌光、宮部みゆきの9人となっています。

どう違うの? 「芥川賞」と「直木賞」

第161回芥川龍之介賞候補作品

作品名著者掲載誌月号
むらさきのスカートの女今村 夏子(いまむら なつこ)小説トリッパー春月
カム・ギャザー・ラウンド・ピープル高山 羽根子(たかやま はねこ)すばる5月号
百の夜は跳ねて古市 憲寿(ふるいち のりとし)新潮6月号
ラッコの家古川 真人(ふるかわ まこと)文學界1月号
五つ数えれば三日月が李 琴峰(り ことみ)文學界6月号

選考委員
小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、高樹のぶ子、堀江敏幸、宮本輝、山田詠美、吉田修一
選考委員芥川賞受賞作品受賞回
小川 洋子妊娠カレンダー第104回(1990年下期)
奥泉 光石の来歴第110回(1993年下期)
川上 弘美蛇を踏む第115回(1996年上期)
島田 雅彦なし(候補に挙がったのは計6回)
高樹 のぶ子光抱く友よ第90回(1983年下期)
堀江 敏幸熊の敷石第124回(2000年下期)
宮本 輝螢川第78回(1977年下期)
山田 詠美なし(候補に挙がったのは計3回)
吉田 修一パーク・ライフ第127回(2002年上期)

第161回直木三十五賞候補作品

作品名著者出版社
平場の月朝倉 かすみ(あさくら かすみ)光文社
渦 妹背山婦女庭訓 魂結び大島 真寿美(おおしま ますみ)文藝春秋
トリニティ窪 美澄(くぼ みすみ)新潮社
落花澤田 瞳子(さわだ とうこ)中央公論新社
美しき愚かものたちのタブロー原田 マハ(はらだ まは)文藝春秋
マジカルグランマ柚木 麻子(ゆずき あさこ)朝日新聞出版

選考委員
浅田次郎、伊集院静、北方謙三、桐野夏生、高村薫、林真理子、東野圭吾、宮城谷昌光、宮部みゆき
選考委員直木賞受賞作品受賞回
浅田 次郎鉄道員第117回(1997年上期)
伊集院 静受け月第107回(1992年上期)
北方 謙三なし(候補に挙がったのは3回)
桐野 夏生柔らかな頬第121回(1996年上期)
高村 薫マークスの山第109回(1993年上期)
林 真理子「最終便に間に合えば」「京都まで」第94回(1985年下期)
東野 圭吾容疑者Xの献身第134回(2005年下期)
宮城谷 昌光夏姫春秋第105回(1991年上期)
宮部 みゆき理由第120回(1998年下期)
げいむすきお
 子供の頃から読書自体は好きでしたが、数をこなせるような読み方ではなく、決まったジャンル内の読んだことのある作家の作品ばかりを読み、芥川賞には一切興味がありませんでした。純文学自体、仲間内だけでルールを決めて褒めあっているだけのようなものだろうと思っていました。振り返ってみるとそれとしらずに芥川賞作家の作品も楽しんで読んでいたということはありますが、芥川賞受賞作家だからと積極的に読むということはありませんでした。
 今は興味があっても、仕事もあり、読む時間がなく、受賞作が決まってからその作品を読む程度ですが、あと何十年かして定年退職し、自由な時間が増えたら、文芸誌をもっと読み、候補作が発表された段階ですでにブログには書評を書き終えていて、どの作品が賞をとるか予想ができるくらいになりたいと思っています。そう言いつつ、実際にその時が来たら、結局ゲームばかりしてそうな気もします。

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