げいむすきお
第166回芥川龍之介賞と第166回直木三十五賞(2021年下半期)の候補作品が公益財団法人日本文学振興会のサイトで発表されました。
芥川賞は5作品が候補に挙がっています。3人が初ノミネートです。
石田夏穂(いしだ かほ)、九段理江(くだん りえ)九段理江(くだん りえ)が初ノミネート。
砂川文次(すなかわ ぶんじ)は『戦場のレビヤタン』が第160回、『小隊』が第164回芥川龍之介賞候補作に選ばれています。
乗代雄介(のりしろ ゆうすけ)は『最高の任務』が第162回、『旅する練習』が第164回芥川龍之介賞候補作に選ばれています。
直木賞は5作品が候補に挙がっています。初ノミネートは坂冬馬(あいさか とうま)1人です。
彩瀬まる(あやせ まる)は『くちなし』が第158回直木賞候補作に選ばれています。
今村翔吾(いまむら しょうご)は『童の神』が第160回、『じんかん』が第163回直木三十五賞候補作に選ばれています。
柚月裕子(ゆづき ゆうこ)は、『孤狼の血』が第154回直木三十五賞候補作に選ばれています。
米澤穂信(よねざわ ほのぶ)は『満願』が第151回、『真実の10メートル手前』が第155回直木三十五賞候補作に選ばれています。
選考会は2022年1月19日(水)、都内にて開催とのことです。例年通りに東京・築地「新喜楽」で行われるのでしょう。
選考委員は芥川賞が小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、堀江敏幸、松浦寿輝、宮本輝、山田詠美、吉田修一の9人で、直木賞が浅田次郎、伊集院静、角田光代、北方謙三、桐野夏生、高村薫、林真理子、東野圭吾、宮城谷昌光、宮部みゆきの9人となっています。
第166回芥川龍之介賞候補作品
作品名 | 著者 | 掲載誌 | 月号 |
我が友、スミス | 石田夏穂(いしだ かほ) | すばる | 11月号 |
Schoolgirl | 九段理江(くだん りえ) | 文學界 | 12月号 |
オン・ザ・プラネット | 島口大樹(しまぐち だいき) | 群像 | 12月号 |
ブラックボックス | 砂川文次(すなかわ ぶんじ) | 群像 | 8月号 |
皆のあらばしり | 乗代雄介(のりしろ ゆうすけ) | 新潮 | 10月号 |
選考委員
小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、松浦寿輝、堀江敏幸、平野敬一郎、山田詠美、吉田修一選考委員 | 芥川賞受賞作品 | 受賞回 |
小川 洋子 | 妊娠カレンダー | 第104回(1990年下期) |
奥泉 光 | 石の来歴 | 第110回(1993年下期) |
川上 弘美 | 蛇を踏む | 第115回(1996年上期) |
島田 雅彦 | なし(候補に挙がったのは計6回) | |
堀江 敏幸 | 熊の敷石 | 第124回(2000年下期) |
松浦 寿輝 | 花腐し | 第123回(2000年上期) |
平野 敬一郎 | 日蝕 | 第120回(1998年下期) |
山田 詠美 | なし(候補に挙がったのは計3回) | |
吉田 修一 | パーク・ライフ | 第127回(2002年上期) |
第166回直木三十五賞候補作品
作品名 | 著者 | 出版社 |
同志少女よ、敵を撃て | 逢坂冬馬(あいさか とうま) | 早川書房 |
新しい星 | 彩瀬まる(あやせ まる) | 文藝春秋 |
塞王の楯 | 今村翔吾(いまむら しょうご) | 集英社 |
ミカエルの鼓動 | 柚月裕子(ゆづき ゆうこ) | 文藝春秋 |
黒牢城 | 米澤穂信(よねざわ ほのぶ) | KADOKAWA |
選考委員
浅田次郎、伊集院静、角田光代、北方謙三、桐野夏生、高村薫、林真理子、三浦しをん、宮部みゆき選考委員 | 直木賞受賞作品 | 受賞回 |
浅田 次郎 | 鉄道員 | 第117回(1997年上期) |
伊集院 静 | 受け月 | 第107回(1992年上期) |
角田 光代 | 対岸の彼女 | 第132回(2004年下期) |
北方 謙三 | なし(候補に挙がったのは3回) | |
桐野 夏生 | 柔らかな頬 | 第121回(1996年上期) |
高村 薫 | マークスの山 | 第109回(1993年上期) |
林 真理子 | 「最終便に間に合えば」「京都まで」 | 第94回(1985年下期) |
三浦 しをん | まほろ駅前多田便利軒 | 第135回(2006年上期) |
宮部 みゆき | 理由 | 第120回(1998年下期) |