インクに潜りながら、こう考えた。
攻めに攻めてもしのがれる。守りに徹せど崩される。裏取りしてたら全滅だ。とかくにガチマは勝ちにくい。
勝ちにくさが高じると、安い所で戦いたくなる。どこで戦っても勝ちにくいと悟った時、ツイートが生れて、ブログが出来る。
今月もいつもの通りにフェスが行われた。期間は2月2日(土)15:00~2月3日(日)15:00、テーマは 「どちらかといえば自分は… ボケ vs ツッコミ」。
これはツッコミの方が多数派になるだろうことが想像できた。なぜなら、あくまでも自己申告だからだ。
まず、ツッコミ側の人間は自分をツッコミだと認識しているため、ツッコミに投票する。それは当然だし、それでいい。
問題はそこに、自分をツッコミだと勘違いしている天然のボケ側の人間も混じってくることだ。そのことで実際よりもツッコミに投票する人の数が増えると考えられる。
勝負強さはボケ陣営の方があるのではないかと思う。 ボケは空気を読んでボケなければツッコミを入れてもらえない。ツッコミやすいようにボケなければならない。相手のツッコミ能力を読んで、タイミングよく自分から仕掛けなければならないのだ。状況を読んで、自分から前に出る。きっとスプラトゥーンの立ち回りもうまいに違いない。
一方、ツッコミは攻撃的なようでいて受け身だ。誰かがボケないと突っ込むことができない。受け身の試合は押し込まれて負けることが多い。それに加えて「自分はツッコミだ」と勘違いしている天然ボケも多数混じっている。自分がボケかツッコミかもわかっていない位だ。戦い方もわかっていないに違いない。
よって、本来のツッコミの数に勘違いツッコミがプラスされて投票率はツッコミ陣営の勝利、勝率はチャレンジ、レギュラーともに状況が読めて攻撃できるボケ陣営の勝利で1‐2となり、最終的にボケが勝利するだろうと予想できる。
結果は私が「予想できる」と言った通りの1‐2でボケの勝利。もちろんこれは全て結果を見てから言っているだけなので、私の慧眼に感服する必要はない。
「予想できる」とは言ったが、「予想していた」とは言っていない。実際、なんの予想もしていなかった。ただ、0‐3、1‐2、2‐1、3‐0しか勝敗の組み合わせはないのだから、予想出来るか出来ないかでいえば出来るに決まっている。
1‐2でボケの勝利。私はツッコミに投票していた。また負けだ。
これで私はフェスの戦歴が4勝12敗5不参加となった。なかなかの『敗率』だ。
フェスの戦歴に関して、最近は「『勝率が悪い』ではなく『敗率が良い』」とポジティブな言葉が後ろに来るように心がけている。その方が何となく良い事のように聞こえるからだ。
親近効果というやつである。
「根はいい人だけど乱暴者だ」と「乱暴者だけど根はいい人だ」とを比べると、同じことを言っているにも関わらず、後者の方がいい人のように思える。それは後の言葉の方が心に残りやすいからだ。それが親近効果である。
さらにそれに加えて『敗率』という普段使わない謎の言葉を使い、煙に巻くという小技も使っている。そうやって、なんとく、悪くはないのかなという印象を持たせる作戦だ。
ただ、今のところあまり効果は出ていない。
実は、親近効果を活用しようとして失敗した例は他にもある。
「げいむすきおは胴長短足だ」と言われた際に「胴長短足ではなく、短足胴長と言って欲しい」と要望し、実際そのように言ってもらっても、あまり良いようには聞こえない、といった例だ。
第21回フェスの個人戦績はこうだ。

総合結果 | |
---|---|
称号 | えいえんのツッコミボーイ |
最高フェスパワー | 2295.3 |
試合の勝敗 | 20勝14敗(結果画像) |
キルレシオ | 0.63(キル数:76/デス数:120) |
レギュラー | |
平均貢献度 | 0 |
累計貢献度 | 0 |
チャレンジ | |
平均貢献度 | 2479.091 |
累計貢献度 | 81810 |
今回は「このままずっとプライムシューターコラボでいいのだろうか?」と悩んでいるタイミングでのフェスであったため、乗り換えるに値する武器を求めてデュアルスイーパーカスタムを使ってみた。塗り能力が高く、射程も長いということでこれを試してみることにした。
これまでも何度かナワバリで使ったことはあったのだが、その時と同様に今回も全くスライドが生かせなかった。それでも試合には勝てていて、結果は上記の通りで私にしては珍しく勝ち越した。
「これはいい! これからはデュアルスイーパーカスタムを使おう!」とはならなかった。キルレシオが低すぎる。勝ち越したといっても、それは単に仲間運が良かっただけであることをキルレシオの低さが物語っている。
今回のミステリーゾーンはガチエリアのように枠で囲まれた領域があり、8割程度塗ると枠内全てが同じ色に変わる。
残り数秒でオセロの様に一区画のインクの色が一気に裏返って勝敗が決まってしまうような状況もあった。キルには貢献できなかったが、デュアルスイーパーカスタムのスペシャルであるアメフラシで、最後の30秒程の塗りに貢献できたようには思う。
ところで……あなたはボケに投票しただろうか? ツッコミに投票したただろうか? 今回はテーマに合わせて、普段よりもボケ要素を多めに書いた。何ヶ所もツッコむ所があったと思う。もし、心の中で何度もツッコんだというなら、君はツッコミ陣営だ。ツッコミに投票していたら正解だ。
しかし、もし、一箇所もツッコむところが見つからなかった、それどころか、むしろ感心しながら読んだ、げいむすきおに尊敬の念を抱いたと思ったあなた。ボケに投票しただろうと思うが、もしツッコミに投票したというのならば、あなたは投票先を間違えている。あなたが投票すべきはツッコミではない。あなたは「どちらかといえば……」などという甘いレベルではなく、明確にボケ陣営だ。あなたは今回、ボケに投票するべきだったのだ。
どうかこれからは「自分はボケ陣営である」と、しっかり自覚して生きていっていただきたい。そして、これからもげいむすきおへの尊敬の念を忘れず、このブログを読みつづけていっていただきたいと思う。