【スプラトゥーン2】理想の能力、理想の戦い【随想録40】

 子供のころ読んだSF小説にこんな一節があった。

「君は”次世代の人類が持つ超能力″というと何を想像する?

 触れることなく物を動かすサイコキネシス? 遠くの人と会話ができるテレパシー? 確かにそれらは素晴らしい能力だ。しかし、物を運びたいなら小型トラックを使えば手に持ちきれないほどのたくさんのものが運べるし、遠くの人と話がしたいなら電話をすればどんな遠くの人とだって話ができる。

 では、空を飛ぶ力やとんでもなく重たい物を持てる力はどうだろうか?

 飛行能力なら鳥が持っているし、自分の重さの何倍もの物を持ち上げる程の怪力なら昆虫が持っている。それでは、それらの能力を持った生物が地球を支配しているだろうか?

 そんなことはない。今、地球を支配しているのは人類だ。

 では、なぜ人類が地球を支配できているのか?

 それは考える力があるからだ。

 だとすれば、今の人類を超える次世代の人類は、さらに深く考える能力を持っているはずだ」

 冒頭で「こんな一節があった」と言い切っておきながら、実はかなりのうろ覚えで、もしかしたら全然違うかもしれない。だが、そんな一節を読んだという態で話を続ける。

 ちなみに、主人公及びその仲間たちは、次世代人類の予備軍であって、その「より深く考える能力」を持っていて、色々と活躍するという小説だった。

「さらに深く考え」られることで、思考能力の絡む能力も増強される。例えば、文字を読む速度が人並み外れていたり、常人では聞き取れないほどの速度で話せたり、その常人では聞き取れないほどの速度で話された言葉を聞き取れて、なおかつ理解できたりだ。

「より深く考える能力」とだけ聞くとしょぼそうだが、千分の一秒で何万文字をも読み取ったり、一秒間で常人の数時間分のおしゃべりが出来たりと、「素早く読める。素早く話せる。素早く理解出来る」という言葉から想像するもの以上のことが出来る。次世代人類が持つ超能力と呼ぶに相応しい能力だ。

 その能力があれば、スプラトゥーンも強いに違いないと思う。

 例えば、スタート数秒後にマップを一瞬見れば、敵陣のインクの塗られ方から、どの武器がどの方向に進んだかがおおよそ理解できる。味方がどこに向かったかも把握しておけば、どの武器とどの武器が対面することになるかが予想できるので、一番勝率の低そうなところにカバーに回れるだろう。

 そして、どこでどの武器とどの武器が戦っているかが分かれば、イカランプでどちらが勝ったかが分かる。もしそれで味方が負けたのなら、以後はその味方が同じ相手とぶつかりそうならカバーに入れるだろう。

 逆に味方が勝ったなら、地図を見て敵がリスポーン地点からどっちに移動したかをインクの塗りで想像することも出来る。

 千分の一秒で何万文字を読み取れる視界の広さとそこに書かれている意味を読み取る能力があるなら、イカニンを付けたローラーが移動したときの跡すら見逃すことはないだろうし、対面中でもイカランプで誰のスペシャルが溜まっているか認識することも出来るだろう。一秒間で常人の数時間分のおしゃべりが出来るだけの聞き取る能力とその意味することを理解する能力があるなら、ロボットボムやスプラッシュボムが近づく音を聞き取って回避できるし、インク発射音からどの武器が近くにいるかもわかるだろう。

 理想を言うなら、私もそこまでしたいわけだが、その理想のただの一つも出来ていない。

 上手い人はどこまで敵、味方の行動を把握していて、ボムや発射音を聞き分けているんだろう。それとも、上記の事は大して問題ではなくて、もっと大事なことがあったりするのだろうか?

 自分の戦っている様子を動画に撮って、あとからコマ送りで見れば、擬似的に上記の能力を手の入れたのと同じ状態にできる。上記能力を持った人間が私の戦いをどう見るか体験できる。そこから、どういった所に注目しておいたら良かったのかを考える材料になりそうだ。

 ……とずっと思いつつも面倒でやってこなかった。現状、いくら実践を重ねても2300の壁は超えられそうにないので、そこを打破するヒントがなにかないか、そろそろ本当にやってみたいと思う。

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