【スプラトゥーン2】フェス後の戦い【イカマクラ6】

 インクに潜りながら、こう考えた。

 攻めに攻めてもしのがれる。守りに徹せど崩される。裏取りしてたら全滅だ。とかくにガチマは勝ちにくい。

 勝ちにくさが高じると、安い所で戦いたくなる。どこで戦っても勝ちにくいと悟った時、ツイートが生れて、ブログが出来る。

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 フェスが終わって最初に参加したガチマッチは、先日、S+1からA+にまで落ちてしまったガチアサリだった。

 フェスの前、負け続けて嫌なイメージしか浮かばなくなっていたガチアサリだったが、フェスの後は嘘のように軽い気分で挑むことが出来た。フェスが良い塩梅に気持ちを切り替えさせてくれたようだ。

 しかし、私の気分とは裏腹に現実は厳しかった。ガチアサリのウデマエメーターにはすでにひびが2つ。しかもまだOKラインに到達してはいなかった。

 あまり良くない状況だ。最悪2連敗でAに落ちてしまう。さすがにどんなに調子が悪くとも、Aに落ちそうになることなんてここ1年程なかった。

 それでも私の気持ちは軽かった。悪い夢から覚めたすぐのようだ。今の私がA+で負けるわけがない。フェスの前は負けが続いていたせいでどうかしていたんだ。落ち着いて戦えば、A+でそうそう何連敗もすることはないはずだ。

 1試合目。──敗北。
 ……たまたま負けることだってある。試合には色んな要素がからまっているんだ。この試合に勝てるだけの強さが私になかったのは確かだが、だからといって、A+の実力がなかったからだと思う必要はない。大丈夫。まだいける。3つ目のひびははいったけど、次で勝てば、OKラインだ。

 2試合目。──敗北。
 割れはしなかったものの「ピンチ!」の文字がメーターのすぐ上で踊る。

 悪夢はまだ覚めていなかった。軽い気分こそが幻だったのだ。

 これはあれだな。漫画なんかでよくあるやつだ。絶体絶命の絶望的状況におかれた時に、一瞬幸せな思い出や望んでいた未来のシーンが挟まって、その対比からよりその苦しみや悲しみを際立たせて、そのあと死ぬやつだ。

 と、思ったが、そのあと5連勝してとりあえずはSに上がることは出来た。負けたら割れるという適度な緊張感が良かったのだろう。

 あまり落ち込みすぎても勝てないが、あまり気楽すぎるのも良くないようだ。

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