インクに潜りながら、こう考えた。
攻めに攻めてもしのがれる。守りに徹せど崩される。裏取りしてたら全滅だ。とかくにガチマは勝ちにくい。
勝ちにくさが高じると、安い所で戦いたくなる。どこで戦っても勝ちにくいと悟った時、ツイートが生れて、ブログが出来る。
誰がツイートして、誰がリツイートをしたのかはよく見ていなかったので覚えていないが、しばらく前にTwitterで「プレイ中、前のめりになりすぎて前転しそうになる」といった呟きを見た。
実は私もプレイ中の姿勢については、以前から気になっていることがあった。
姿勢は、単に身体的な問題だけではなく、精神的な問題が多分にある。そのツイート主が前転しそうなくらいに身を乗り出しているのであれば、プレイスタイルもそれだけ前に出て行くタイプなのではないかと思う。
私はそれの逆だ。気がつくと身体が後ろへ反り気味になっている。流石に後転しそうになるようなことはないが、対面で打ち合っているとき、気圧されて反射的に頭を後ろに引いて、少し反ったような姿勢になってしまう。
気付いたときになるべく真っすぐか軽く前傾姿勢になるように座りなおすのだが、しばらく戦っているとまた反っている。
前傾姿勢と後傾姿勢で考えると、どう考えても前傾姿勢の方が安定する。後ろに反ると体幹がぶれやすく、エイムがふらつく原因になる。
現実世界で、スナイパーが遠くから目標を狙っているところを想像してみてほしい。その想像のスナイパーはどんな姿勢をとっているだろうか? 少し猫背気味でわきをしめ、身体を小さくして、銃の反動に備えた構えをしているのではないだろうか?
身体を後ろにそらさないまでも背筋をピンと伸ばして棒立ちで目標を狙うスナイパーというのはちょっと想像できない。
人は集中するとき前傾姿勢になるような気がする。例えば、勉強なんかもそうじゃないだろうか。「ガリ勉」という言葉でイメージするのは、机にかじりつく様に背中を丸め、ノートに文字を書きなぐる姿だ。椅子の背もたれに体を預けて勉強していたら、あまり集中していない様に見える。実際、そんな人は8割がた集中してないだろう。勉強に飽きて他のことを考えているか、半分寝ているかだ。
強い人はどんな姿勢で戦っているのだろうかと、少し検索してみると、やはり前傾姿勢か、背筋を伸ばしてやっている人が多いようだ。
そんな中、ゲーミングチェアも作っているオフィスチェアのブランド「バウヒュッテ」のサイトで「エイム精度を引き上げろ。エイミングデスクで後傾姿勢を作る方法。」というページを見つけた。エイム精度を上げるために後傾姿勢を作るとはどういうことだ。
PCゲームでメジャーな、キーボード&マウスを使ったエイミングの話なので「ジャイロ操作を含むスプラトゥーン2にそのまま適応は出来ないだろう」と思いつつも、何か参考にできることはないかと一通り読んでみた。
そこに出てきた後傾姿勢の究極形がこれだ。
引用:https://www.bauhutte.jp/bauhutte-life/aiming-desk/
寝た状態から身体を45度程度起こして、足はオットマンに乗せ完全に伸ばしている。
これはゲームをするときの姿勢というよりは、完全に寝たきりのお爺ちゃんが介護されながら食べさせてもらっているときの姿勢に近いのではないだろうか。
エイム精度は上がりそうにないが、身体への負担は小さく、いつまでも疲れずに戦い続けることは出来そうだ。
ただ、実際にこんな格好でゲームをしている人を見たら「疲れているなら無理せずさっさと寝た方が良いよ」と言いたくなるだろう。
参考にはなりそうにない。
さすがにこれは吹きました(笑)
月始めでXパワーが2000なく、S+9におとされて、戦えども戦えどもメーターが増やせずに割れてS+8に落とされた時には、この体勢になって、死んだように戦いたいと心から思いました。