2019年11月の月間ベストセラー(日販調べ)

[prpsay img=”http://gamesukio.com/books/wp-content/uploads/2019/04/IMG_4369.png” name=”げいむすきお”] 2019年11月の月間ベストセラー(日本出版販売株式会社調べ)。年賀状関連の書籍が本屋の入口に平積みされる季節が来た。年賀状関連が3冊と家計簿が1冊で、それ以外となると、前月からの持ち越しが4冊となる。新規は2冊だけだ。そのうち1冊はゲームの攻略本なので、一般書は1冊だけとなる。[/prpsay] [toc][toc label=”2019年11月の月間ベストセラー(日販調べ)”]

01位『世界一かんたん定番年賀状 2020』年賀状素材集編集部

 年賀状素材集編集部制作の年賀状素材集。438円(税込み)。インストール不要で選んで印刷するだけで簡単に年賀状を作ることが出来る。癒しキャラで大人気の「コウペンちゃん年賀状」を収録。家計簿ソフト、ポチ袋、カレンダーなどの特典も入っている。

02位『はやわざ年賀状2020』インプレス年賀状編集部

 インプレス年賀状編集部制作の年賀状素材集。429円(税込み)。インストール不要で選んで印刷するだけで簡単に年賀状を作ることが出来る。ポケットモンスター年賀状を収録。コンパクトサイズでどこでも飾れる「卓上カレンダー」や、 ポチ袋、福笑い、家計簿などの「便利グッズ」などの特典もついている。

03位『反日種族主義』李栄薫

 元ソウル大教授李栄薫(イ・ヨンフン)著の検証本。いわゆる嫌韓本の一つだが、最初から嫌韓本として日本人向けに書かれたものではなく、韓国で出版された韓国人向けの書籍の翻訳本。経済史学者である著者が、世間一般で言われている出来事が事実なのかどうか、オリジナルの資料を確認して、事実を検証した結果をまとめあげた。

04位『ポケットモンスター ソード・シールド 最速ダイ攻略ガイド』

 コロコロコミック特別編集のポケットモンスター ソード・シールドの攻略本。全ジム制覇までを網羅し、ガラル地方で新たに発見されたポケモンたち、ワイルドエリアで出会えるダイマックスポケモンとのマックスレイドバトルの攻略法、キョダイマックスするポケモンたちのつかまえ方も紹介されている。

05位『鬼滅の刃 片羽の蝶』吾峠呼世晴、矢島綾

 吾峠呼世晴作のコミック「鬼滅の刃」のノベライズ作品2作目。コミックタイトルの読み方は「きめつのやいば」で作者名の読み方は「ごとうげ こよはる」。この作品のアニメが「TOKYO MX」にて2019年4月6日から9月28日までの間、放送された。舞台は大正時代。鬼に家族を殺された炭治郎が、家族を殺した鬼に復讐し、鬼に変貌した妹・禰豆子を元に戻すために旅をする物語。

06位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治

 宮口幸治著の実用書。著者は児童精神科医。医療少年院での勤務経験もある。作者は言う。”少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。“。非行少年が非行少年たる所以は「人格の良し悪し」ではなく、「認知能力の有無」であり、社会生活を送るうえで必要な能力を持たず、その能力を手に入れようにも、頑張った先に何があるかを想像することが出来ないため努力もできず、「今したことは悪いことなんだ」と指摘されても反省することすらできない。認知能力を鍛えることで、善悪の判断がつくようにしよう、というような話。

07位『あっという間にかんたん年賀状 2020年版』技術評論社編集部

 技術評論社編集部制作の年賀状素材集。429円(税込み)。インストール不要で選んで印刷するだけで簡単に年賀状を作ることが出来る。Excelで使える家計簿や、各種健康管理ツール、カレンダー、ポチ袋なども収録されている。

08位『こども六法』山崎聡一郎

 山崎聡一郎著の実用書。”いじめ、虐待に悩んでいるきみへ。法律はみんなを守るためにある。知っていれば大人に悩みを伝えて解決してもらうのに役立つよ!きみを強くする法律の本。“(BOOKデータベースより)

 子供にも読めるように作ってあるが、子供だけではなく周りの大人も読んでしっかりと理解しておきたい内容。学校が聖域でなくなって久しいが、それでもまだ透明になったとは言い難い。何かあった時に、学校内のルールでもって「誰々が悪い」「誰々は悪くない」で終わるのではなく、しっかりと法律という客観的な根拠を持って公平に裁いた方がいいだろう。そのためにはまず法律を知らないといけない。

09位『鬼滅の刃 しあわせの花』吾峠呼世晴、矢島綾

 吾峠呼世晴作のコミック「鬼滅の刃」のノベライズ作品1作目。2019年2月に発行され、10月に2作目が出たタイミングで、同時にランキングに浮上してきた。

10位『明るい暮らしの家計簿』ときわ総合サービス

 ときわ総合サービス制作の家計簿。昭和28年の発行から65年続くロングセラー商品。ずっと使い続けている人が多いのだろう。

11位以下

11位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ
12位『Number PLUS 完全保存版 ラグビーW杯2019 桜の証言。』
13位『かんたん家計ノート』講談社
14位『世界一美味しい手抜きごはん』はらぺこグリズリ−
15位『シンプル家計ノート』
16位『お料理家計簿 講談社版』
17位『DVDでよくわかる!120歳まで生きるロングブレス』美木良介
18位『夫のトリセツ』黒川伊保子
19位『一切なりゆき』樹木希林
20位『はやわざ筆ぐるめ年賀状』インプレス年賀状編集部

家計簿やベスト10落ちをした作品が多い中、「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」が目を引く。ブレイディみかこ著のエッセイ。「息子が人種も貧富もごちゃまぜのイギリスの中学に通うようになる。そこでの出来事は毎日が事件の連続で、人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧がいたり、貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり……」というノンフィクション作品。

最後に

[prpsay img=”http://gamesukio.com/books/wp-content/uploads/2019/04/IMG_4369.png” name=”げいむすきお”]

 11月のランキングは特に読みたいものがなかった。11位の「僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー」が少し気になる程度。それにしても11月からこんなにも年賀状の書籍が売れるとは、みんなちゃんと準備してるんだな。

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