【スプラトゥーン2】なかだるみ【イカマクラ11】

 インクに潜りながら、こう考えた。
 攻めに攻めてもしのがれる。守りに徹せど崩される。裏取りしてたら全滅だ。とかくにガチマは勝ちにくい。
 勝ちにくさが高じると、安い所で戦いたくなる。どこで戦っても勝ちにくいと悟った時、ツイートが生れて、ブログが出来る。

 全ルールのウデマエXを目指して研鑽の日々を送っているが、一向に目標を達成できる気配がない。決して諦めているわけではないが、S+帯の期間が長くなってきており、終の住処と決めたわけでもないのに、永住の地であるかのように馴染んでしまっている。
 これは恐らく「なかだるみ」というやつだろうと思う。

 7月の中頃までは少しずつでもウデマエは上がっていっていた。その速度はゆっくりで、朝霜がのびていくが如くだったが、確実に前に進んでいる印象はあった。ところが学生たちが夏休みに入る位の頃からウデマエはするすると落ちていった。本当にコツコツと少しずつ上げていたのが、それこそ朝霜のようにはかなくとけていった。

 学生たちが夏休みに入る前、1番良いときは「エリア S+4、ヤグラ S+4、ホコ S+8、アサリS+2」だった。「+」の数字を全て足すと「4+4+8+2」で、合計「18」だった。
 それがその後の1ヶ月弱の間で「エリア S、ヤグラ S+2、ホコ S+5、アサリ S」まで落ちてしまった。Sは-1として数字を全て足すと「(-1)+2+5+(-1)」で、たったの「5」になっていた。
 つまり、1ヶ月弱の間に「18-5」の13回もメーターを割ったことになる。平均すると2日に1回のペースだ。

 その後、1ヶ月弱の間──つまり学生が夏休みの間は、その周辺から抜け出せなかった。戦っても戦っても一向に上に進むことが出来ない。
 勝って負けて負けて勝って負けて負けて負けて勝って負けて負けて勝って勝って負けて負けて負けて負けて負けて……。

 直近の1ヶ月では、また徐々にウデマエを取り戻しつつある。
 スランプを抜けることでこれまでの弱点を克服し、より強くなることが出来たのか、ただ単にたまたま調子が良いだけなのか……。

 ──実際のところ、学生たちの夏休みが終わり、若くて反応のすこぶる速い猛者たちが夜更かし出来なくなり敵として当たらなくなっただけ、というのが真相なんじゃないかと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です