読んだ本や読みたい本を登録できるSNS『読書メーター』では、毎月、登録された数のランキングを発表している。このページでは、「単行本の月別読んだ本ランキング(2021年10月)」の20位まで、公式紹介文、公式特設サイトを集めてきている。書評的なものを適宜書いていきたいと思う。
新しくランクインしたのは「ペッパーズ・ゴースト」「月曜日の抹茶カフェ」「ガラスの海を渡る舟」の三作品。
目次 非表示
- 01位『透明な螺旋』東野 圭吾
- 02位『ペッパーズ・ゴースト』伊坂 幸太郎
- 03位『そして、バトンは渡された』瀬尾 まいこ
- 04位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』ブレイディ みかこ
- 05位『52ヘルツのクジラたち』町田 そのこ
- 06位『推し、燃ゆ』宇佐見 りん
- 07位『白鳥とコウモリ』東野 圭吾
- 08位『兇人邸の殺人』今村 昌弘
- 09位『月曜日の抹茶カフェ』青山 美智子
- 10位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディ みかこ
- 11位『invert 城塚翡翠倒叙集』相沢 沙呼
- 12位『変な家』雨穴
- 13位『みとりねこ』有川 ひろ
- 14位『硝子の塔の殺人』知念 実希人
- 15位『お探し物は図書室まで』青山 美智子
- 16位『琥珀の夏』辻村 深月
- 17位『スモールワールズ』一穂 ミチ
- 18位『元彼の遺言状』新川 帆立
- 19位『ガラスの海を渡る舟』寺地 はるな
- 20位『medium 霊媒探偵城塚翡翠』相沢 沙呼
01位『透明な螺旋』東野 圭吾
シリーズ第十弾。最新長編。
今、明かされる「ガリレオの真実」。
房総沖で男性の銃殺遺体が見つかった。
失踪した恋人の行方をたどると、関係者として天才物理学者の名が浮上した。
警視庁の刑事・草薙は、横須賀の両親のもとで過ごす湯川学を訪ねる。
「愛する人を守ることは罪なのか」
ガリレオシリーズ最大の秘密が明かされる。
(文藝春秋社公式ページより)
参考 『透明な螺旋』公式特設サイト文藝春秋社『透明な螺旋』東野圭吾【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
02位『ペッパーズ・ゴースト』伊坂 幸太郎
少しだけ不思議な力を持つ、中学校の国語教師・檀(だん)と、女子生徒の書いている風変わりな小説原稿。生徒の些細な校則違反をきっかけに、檀先生は思わぬ出来事に巻き込まれていく。
伊坂作品の魅力が惜しげもなくすべて詰めこまれた、作家生活20年超の集大成!
(朝日新聞出版公式ページより)
参考 『ペッパーズ・ゴースト』公式特設サイト朝日新聞出版『ペッパーズ・ゴースト』伊坂幸太郎【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
03位『そして、バトンは渡された』瀬尾 まいこ
私には五人の父と母がいる。その全員を大好きだ。
森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語。
(文藝春秋社公式ページより)
参考 『そして、バトンは渡された』公式特設サイト文藝春秋社『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ【ネタバレなし】ハラハラドキドキより安らぎを求める人向けの話。
04位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』ブレイディ みかこ

中学生の「ぼく」の日常は、今も世界の縮図のよう。授業でのスタートアップ実習、ノンバイナリーの教員たち、音楽部でのポリコレ騒動、ずっと助け合ってきた隣人との別れ、そして母の国での祖父母との旅――“事件”続きの暮らしの中で、少年は大人へのらせん階段を昇っていく。80万人が読んだ「親子の成長物語」、ついに完結。
(新潮社公式ページより)
参考 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』公式特設サイト新潮社『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』ブレイディみかこ【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
05位『52ヘルツのクジラたち』町田 そのこ
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる――。
(中央公論社公式ページより)
参考 『52ヘルツのクジラたち』公式特設サイト中央公論社『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ【ネタバレなし】ただただ繊細で悲しいだけの物語ではなく、その中に力強さもあって、泣ける物語は嘘くさくて苦手という人でも大丈夫な泣ける物語という印象。
06位『推し、燃ゆ』宇佐見 りん
逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を”解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し――。デビュー作『かか』が第33回三島賞受賞。21歳、圧巻の第二作。
(河出書房新社公式ページより)
参考 『推し、燃ゆ』公式特設サイト河出書房新社『推し、燃ゆ』宇佐見りん【ネタバレなし】推し活は逃避か背骨か。逃避ならばそこに居場所がなくなった時にはまた別の場所に逃げれば良いだろうがそれが背骨ならば……。
07位『白鳥とコウモリ』東野 圭吾
二〇一七年十一月一日。港区海岸に止められた車の中で腹を刺された男性の遺体が発見された。被害者は白石健介。正義感が強くて評判のいい弁護士だった。捜査の一環で、白石の生前、弁護士事務所に電話をかけてきた男、倉木達郎を愛知県三河安城に訪ねる刑事、五代。驚くべきことにその倉木がある日突然、自供をし始める――が。
二〇一七年東京、一九八四年愛知を繋ぐ〝告白〟が、人々を新たな迷宮へと誘う—。
(幻冬舎公式ページより)
参考 『白鳥とコウモリ』公式特設サイト幻冬舎『白鳥とコウモリ』伊坂幸太郎【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
08位『兇人邸の殺人』今村 昌弘
『魔眼の匣の殺人』から数ヶ月後──。神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子が突然の依頼で連れて行かれた先は、“生ける廃墟”として人気を博す地方テーマパークだった。園内にそびえる異様な建物「兇人邸」に、比留子たちが追う班目機関の研究成果が隠されているという。深夜、依頼主たちとともに兇人邸に潜入した二人を、“異形の存在”の無慈悲な殺戮が待ち受けていた。待望のシリーズ第3弾、ついに刊行!
(東京創元社公式ページより)
参考 『兇人邸の殺人』公式特設サイト東京創元社『兇人邸の殺人』今村昌弘【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
09位『月曜日の抹茶カフェ』青山 美智子
川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。その「マーブル・カフェ」が定休日の月曜日に、一度だけ「抹茶カフェ」を開くことに。
ツイていない携帯ショップ店員と愛想のない茶問屋の若旦那、妻を怒らせてしまった夫とランジェリーショップのデザイナー兼店主、恋人に別れを告げたばかりのシンガーと実家の祖母と折り合いが悪い紙芝居師、時代に取り残されたと感じている京都老舗和菓子屋の元女将と自分の名字と同じ名前の京菓子を買いにきたサラリーマン……。
この縁は、きっと宝物になる――。
人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押していることに気づく。
一杯の抹茶から始まる、東京と京都をつなぐ12ヵ月の心癒やされるストーリー。
『木曜日にはココアを』のおなじみのメンバーも登場するシリーズ続編です。
(宝島社公式ページより)
『月曜日の抹茶カフェ』青山美智子【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
10位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディ みかこ
優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。落涙必至の等身大ノンフィクション。
(新潮社公式ページより)
参考 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』公式特設サイト新潮社『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
11位『invert 城塚翡翠倒叙集』相沢 沙呼
あまりの衝撃的結末に続編執筆不可能と言われた、5冠獲得ミステリ『medium 霊媒探偵城塚翡翠』待望の続編!
すべてが、反転。
あなたは探偵の推理を推理することができますか?
綿密な犯罪計画により実行された殺人事件。アリバイは鉄壁、計画は完璧、事件は事故として処理される……はずだった。
だが、犯人たちのもとに、死者の声を聴く美女、城塚翡翠が現れる。大丈夫。霊能力なんかで自分が捕まるはずなんてない。ところが……。
ITエンジニア、小学校教師、そして人を殺すことを厭わない犯罪界のナポレオン。すべてを見通す翡翠の目から、彼らは逃れることができるのか?
ミステリランキング五冠を獲得した『medium 霊媒探偵城塚翡翠』、待望の続編は犯人たちの視点で描かれる、傑作倒叙ミステリ中編集!
(講談社公式ページより)
『invert 城塚翡翠倒叙集』相沢沙呼【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
12位『変な家』雨穴
人が購入を検討している都内の中古一軒家。開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、間取り図に「謎の空間」が存在していた。知り合いの設計士にその間取り図を見せると、この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が存在すると言う。
間取りの謎をたどった先に見たものとは……。
不可解な間取りの真相は!?
突如消えた「元住人」は一体何者!?
本書で全ての謎が解き明かされる!
(飛鳥新社公式ページより)
『変な家』雨穴【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
13位『みとりねこ』有川 ひろ
稀代のストーリーテラーが綴る7編、7匹の物語。
時間は有限。出逢いは無限。
『旅猫リポート』外伝2編も収録!
猫の浩太は、一家の長男・浩美と生まれたときからずっと一緒。
もう二十歳を超えるけど、年齢を感じさせないピカピカの毛並みがご自慢。
いつも醤油にひたした肉球で、テーブルクロスにハンコをペタペタ。
さて、念入りな肉球ハンコのわけは――?
きっとあなたの宝物になる。猫とあなたの7つの物語。
(講談社公式ページより)
『みとりねこ』有川ひろ【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
14位『硝子の塔の殺人』知念 実希人
雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、刑事、霊能力者、小説家、料理人など、一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。この館で次々と惨劇が起こる。館の主人が毒殺され、ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。さらに、血文字で記された十三年前の事件……。謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。散りばめられた伏線、読者への挑戦状、圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。著者初の本格ミステリ長編、大本命!
(実業之日本社公式ページより)
『硝子の塔の殺人』知念実希人【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
15位『お探し物は図書室まで』青山 美智子
お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?
人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。「本を探している」と申し出ると「レファレンスは司書さんにどうぞ」と案内してくれます。
狭いレファレンスカウンターの中に体を埋めこみ、ちまちまと毛糸に針を刺して何かを作っている司書さん。本の相談をすると司書さんはレファレンスを始めます。不愛想なのにどうしてだか聞き上手で、相談者は誰にも言えなかった本音や願望を司書さんに話してしまいます。話を聞いた司書さんは、一風変わった選書をしてくれます。図鑑、絵本、詩集……。
そして選書が終わると、カウンターの下にたくさんある引き出しの中から、小さな毛糸玉のようなものをひとつだけ取り出します。本のリストを印刷した紙と一緒に渡されたのは、羊毛フェルト。「これはなんですか」と相談者が訊ねると、司書さんはぶっきらぼうに答えます。 「本の付録」と――。
自分が本当に「探している物」に気がつき、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。
(ポプラ社公式ページより)
『お探し物は図書室まで』青山美智子【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
16位『琥珀の夏』辻村 深月
大人になる途中で、私たちが取りこぼし、忘れてしまったものは、どうなるんだろう――。封じられた時間のなかに取り残されたあの子は、どこへ行ってしまったんだろう。
かつてカルトと批判された〈ミライの学校〉の敷地から発見された子どもの白骨死体。弁護士の法子は、遺体が自分の知る少女のものではないかと胸騒ぎをおぼえる。小学生の頃に参加した〈ミライの学校〉の夏合宿。そこには自主性を育てるために親と離れて共同生活を送る子どもたちがいて、学校ではうまくやれない法子も、合宿では「ずっと友達」と言ってくれる少女に出会えたのだった。もし、あの子が死んでいたのだとしたら……。
30年前の記憶の扉が開き、幼い日の友情と罪があふれだす。
圧巻の最終章に涙が込み上げる、辻村深月の新たなる代表作。
(文藝春秋社公式ページより)
参考 『琥珀の夏』公式特設サイト文藝春秋社『琥珀の夏』辻村深月【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
17位『スモールワールズ』一穂 ミチ
夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。向き合うことができなかった父と子。大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。
(講談社公式ページより)
『スモールワールズ』一穂ミチ【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
18位『元彼の遺言状』新川 帆立

「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」
奇妙な遺言状をめぐって、おカネ好きの敏腕女性弁護士が活躍!
前代未聞の遺産相続ミステリー
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」
奇妙な遺言状を残して、大手製薬会社の御曹司・森川栄治が亡くなった。
学生時代に彼と三ヶ月だけ交際していた弁護士の剣持麗子は、犯人候補に名乗り出た栄治の友人の代理人として、森川家主催の「犯人選考会」に参加することとなった。数百億円ともいわれる遺産の分け前を獲得すべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走するが――
(宝島社公式ページより)
『元彼の遺言状』新川帆立【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
19位『ガラスの海を渡る舟』寺地 はるな
大阪の心斎橋からほど近いエリアにある「空堀商店街」。そこには、兄妹二人が営むガラス工房があった。
兄の道は幼い頃から落ち着きがなく、コミュニケーションが苦手で、「みんな」に協調したり、他人の気持ちに共感したりすることができない。
妹の羽衣子は、道とは対照的に、コミュニケーションが得意で何事もそつなくこなせるが、突出した「何か」がなく、自分の個性を見つけられずにいる。
正反対の性格である二人は互いに苦手意識を抱いていて、祖父の遺言で共に工房を引き継ぐことになってからも、衝突が絶えなかった。
そんなガラス工房に、ある客からの変わった依頼が舞い込む。それは、「ガラスの骨壺が欲しい」というもので――。
『水を縫う』『大人は泣かないと思っていた』の寺地はるなが放つ、新たな感動作!
相容れない兄妹ふたりが過ごした、愛おしい10年間を描く傑作長編。
(PHP研究所公式ページより)
『ガラスの海を渡る舟』寺地はるな【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
20位『medium 霊媒探偵城塚翡翠』相沢 沙呼
推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出逢う。彼女は霊媒として死者の言葉を伝えることができる。しかしそこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かう。一方、巷では連続殺人鬼が人々を脅かしていた。証拠を残さない殺人鬼を追い詰められるのは、翡翠の力のみ。だが殺人鬼の魔手は密かに彼女へと迫っていた――。
(講談社公式ページより)
『medium 霊媒探偵城塚翡翠』相沢沙呼【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。