【Dead Cells】クリアまでがチュートリアル。ローグライト探索型2Dスクロールアクション。

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Details
PlatformSteam,Nintendo Switch,PS4,iOS
発売元架け橋ゲームズ(ローカライズも担当)
開発元Motion Twin
発売日2018年8月7日
価格2,480円(税込),iOS版のみ1,100円(税込み)
その他
げいむすきお
げいむすきお

 これは確かに難しい。そして、中毒性があるといわれるのもわかる。ローグライクなので、一回の死が軽い。軽いゆえに、死んでもそれほど悔しくない。とはいえ、まったく悔しくないわけではないので、次こそは頑張ろうと思う。もちろん、気持ちだけでなんとかなるようなものではなく、何ともならずにまたすぐに死ぬ。

 

 その繰り返しだ。

 

 死ぬごとになにをすべきかが分かっていき、いくら死んでも無駄死にだとは感じない。

紹介動画(公式)

どこのゲーム?

 フランスボルドーに本社を置くMotion Twinが開発。日本へのローカライズは架け橋ゲームズが担当している。

Motion Twinについて

 公式サイトを確認して他にどんなゲームを作っているのかを確認したが、寡聞の為知っているゲームはほとんどなかった。唯一知っているゲームは「MY BURUTE」だった。昔、iPhoneで遊んだことがある。機種変をしてそのままになってしまったが、どこで知ったゲームだか思い出せない。

参考 Motion Twin – Free indie games. Play on your browser, mobile or tablet!Mothion Twin

架け橋ゲームズについて

 公式サイトによると”世界で作られるインディーゲームが海を渡るときの「架け橋」になりたい! という精神のもとに結成“された会社で、具体的には”海外で制作されたインディーゲームの日本語化“”パブリッシャーサポート“の2点を主に行っているとのことだ。

参考 Kakehashi Games – HomeKakehashi Games

どんなゲーム?

 ジャンルは「ローグライクなメトロイドヴァニア」だ。開発元は「ローグヴァニア」と呼ばせたいらしい。

 ローグライクとは、ローグを祖とする派生ゲームの総称で、マップがランダムに自動生成され、ダンジョンに入るたびに形が変わるものを言う。それに伴い、敵や入手出来るアイテムもダンジョンに入る度に変わることになる。ローグライトともいう。

 メトロイドヴァニアとは、メトロイド悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲(英題:Castlevania: Symphony of the Night)の2つを祖とする探索型2Dスクロールアクションの派生ゲームのことだ。
 単に横スクロールアクションとだけ言えば、スーパーマリオのように一度通り過ぎたところはそれっきりとなるが、メトロイドヴァニアは「探索型」2Dスクロールアクションであり、マップが迷路のように入り組み、クリアまでの道筋が真っ直ぐではない。一度通り過ぎたところでも、他の場所で手に入れたアイテムを使うことで新たな道が開けたり、中ボスを倒すことでそれまで行けなかったところが行けるようになったりする。

 つまり、両方を合わせて「入る度に変化するダンジョンを探索してゴールを目指す横から視点のアクションゲーム」となる。

どんなストーリー?

 主人公は緑色をした不死のアメーバ状生物。人間の肉体を乗っ取り、その肉体を操ってダンジョンを探索する。探索の途中で肉体が死んでしまったとしても、主人公は不死なため、また新たな肉体を乗っ取って、再度ダンジョンにおもむく。

難易度は?

 そこそこ難しい。ただ、理不尽な初見殺しはなく、中ボスも少し戦えばどう戦えば良いのか理解できる。何度も死んでようやく倒し方がわかるタイプのいわゆる覚えゲーではない。

 ローグライクであり、死ぬと拾ったアイテムをすべて失って、同じ強さまで戻すのに時間がかかるため、そうしているのだろう。

 拾ったアイテムはすべて失うことにはなるが、敵を倒したときにたまに手に入るcellを貯めて、回復薬の最大所持数や初期装備をアンロックしていれば、強い装備を最初から持てたり、回復薬を多く使えたりする。

 そのため、死んでも完全にゼロからのスタートとはならず、適度な難易度になっている。

実際のゲーム内容

いくつもあるステージ

 一般的なローグライクは「自動生成されるフロアをターン制で移動・戦闘を行い探索し、十分と思ったら階段を下りて次のフロアへ降りていく」が、2D探索アクション要素のあるこのDeadCellsの場合は、「自動生成されるステージを横スクロールアクションで縦横無尽に探索し、十分と思ったら次のステージに進んでいく」形になっている。

 各ステージには名前が付いており、その名前通りの特色あるステージとなっている。

初期状態が強くなるアンロック

 死んだら最初のステージからだが、全くの初期状態とはならない。ステージとステージの合間に中間ポイントがあり、そこで様々なアンロックを行うことで、有利な状態でスタートすることが出来るようになる。

 その際に必要なものがセル設計図だ。両方とも、敵を倒した時に落とす。むやみやたらと先に先にと進んでいると、それらを手に入れられないため、適度に敵を倒していかないといけない。

 また、セルや設計図はNPCに渡す前に死んでしまうと、その死んだ肉体とともに失われてしまう。大量のセルやレアな設計図を手に入れた際は何が何でもそのステージをクリアしないといけない。

 ステージとステージの合間にいる収集者設計図を渡すことで、そこに書いてある武器スキルがステージ中で拾えるようになったり、変異アンロック出来るようになったりする。「武器スキル」「変異」に関しては後述する。

 そして、 セルを消費することで探索を有利にすることが出来る色々な要素をアンロックすることが出来る。スタート時にもらえる武器の種類を増やしたり、死んだときに手元に残るゴールドを増やすアンロックなどがある。

武器・スキル

 メインとなる武器と、強力だが制限のあるスキルを駆使して、探索を進める。

 前述の通り、武器スキルアンロックの対象であり、初期状態では極めて基本的なものしか手に入らない。強い武器やスキルを拾って攻略を進めていくためには設計図集が必須だ。

武器

 近接武器遠距離武器とある。
 このゲームのレビューを見ると「クリアを目指すなら遠距離武器!」と書いてあるところが多いが、私はあえて近接武器を使っている。遠くからチクチク攻撃するのは性に合わない。

スキル

 設置して自動的に攻撃をしてくれるタイプのもの、直接相手に投げつけてぶつけるタイプのもの、自分自身を強化するものなどバリエーションに富んでいる。

 武器スキルも属性があり、主人公のステータスによってその性能が上下する。「ステータス」は暴虐戦術生存の3種類があり、暴虐が高い方が強い武器だとか、戦術が高い方が強い武器だとかがある。

それ以外の装備品

 回復薬タリスマンがある。

回復薬

 使用回数が決まっていて、ステージをクリアすると使用回数が回復する。セルを消費して、最大使用回数を増やすことが出来る。

タリスマン

 一個だけしか装備できないが、被ダメージを軽減したり、武器スキルの効果を増強したりと、装備しているだけで戦いを少しだけ楽にすることが出来る。

変異

 中間ポイントで選ぶことの出来る自動的に発動する能力のこと。中間ポイントごとに1つずつで、最大3つまで身に付けられる。

 変異には、暴虐戦術生存一般の4つのカテゴリがあって、同名のステータスの多寡によって能力が変わる。一般はその時一番高いステータス依存となる。

 変異の設計図を収集者に渡し、その後セルを消費してアンロックすると選べる項目が増える。一度アンロックしておけば、次からはセル消費なしに選ぶことができるようになる。

ルーン

 メトロイドヴァニアでは、アイテムを手に入れることで探索できる範囲が広がることがあるが、その探索範囲を広げるアイテムがこのルーンだ。これも一度とると、死んでもそのまま効力を発揮する。

レジェンダリー・フォージ

 通常の中間ポイントとは違い、中ボスのあとでのみ出てくるレジェンダリー・フォージでは、セルを消費して、高品質な武器・スキルのドロップ率を上げることが出来る。これは死んでもリセットされない。

死んだならなくなる要素

セルとゴールド

セルは死んだら強制的に0になる。ゴールドは収集者のアンロックによって、いくらかは手元に残せるようになる。

ステータスとスクロール

 ステータスの項目は暴虐、戦術、生存の3種類がある。装備品にも同じ暴虐、戦術、生存の三つの属性があって、ステータスの多寡で同じ装備品であっても、効果が違ってくる。

 ステータスを増強させるためにはスクロールを拾う必要がある。敵を倒すと落とすこともあるし、ステージ中に普通に置いてあることもある。3種類の中から好きなステータスを1種類選べるスクロールと、2種類のどちら1種類を選べるスクロールとの2種類ある。

 どんなにスクロールをとって強化しても、死んだら最初からになる。プレイごとにステータスの上げ方を変えたり、拾った装備品によってステータスの上げ方を変えたり、ステータスの上げ方には戦略性が要求される。

コレクション要素

 アンロックした要素は、フラスコやビーカーにつめられ、スタート地点の天井からぶら下げられる。

 コレクションが視覚的にわかりやすく表現されている。死んでやり直すごとに増えていくのが確認できていい。やり込み心を刺激される。

クリア後のやりこみ要素

 ローグライクゲームは、「クリアするまでがチュートリアルで、そこからが本番」的なところがある。例にもれず、このゲームもクリアしてから、本格的に難易度が上がっていく。

ボス・ステムセル

 選択可能な中で最も高い難易度を選んで、ある特定のボスを倒すと手に入る。全部で5つある。

 上げた難易度を下げる事も出来るので、これが手に入れるごとにとりあえず難易度をあげて挑戦してみて、あまりに厳しければ難易度を下げてアンロックを増やし、再挑戦するという事も出来る。

ダウンロードコンテンツ

 今の所「Rise of the Giant」「The Bad Seed」の2種類が出ている。

げいむすきお
げいむすきお

 クリアまでは2週間くらいで一気に行って、それ以降は存在を忘れかけた頃にちょっとやるといった感じでちょこちょこと進めている。上手くなるスピードよりも、やり方を忘れていく速度の方が早く、全く上達せず、同じことを繰り返しているだけになるが、それはそれで面白い。結果として、長く楽しめている。

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