読んだ本や読みたい本を登録できるSNS『読書メーター』では、毎月、登録数ランキングを発表している。「単行本の月別読んだ本ランキング(2022年01月)」20位までの公式紹介文・特設サイトを集めてきたので、本選びの参考にして欲しい。
今月は100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集、変な家、倒産続きの彼女が抜け、六人の嘘つきな大学生、スモールワールズ、月曜日の抹茶カフェが入った。
書評的なものも適宜書いていきたいと思う。
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- 01位『同志少女よ、敵を撃て』逢坂 冬馬
- 02位『六人の嘘つきな大学生』浅倉 秋成
- 03位『黒牢城』米澤 穂信
- 04位『赤と青とエスキース』青山 美智子
- 05位『推し、燃ゆ』宇佐見 りん
- 06位『透明な螺旋』東野 圭吾
- 07位『闇祓』辻村 深月
- 08位『ペッパーズ・ゴースト』伊坂 幸太郎
- 09位『そして、バトンは渡された』瀬尾 まいこ
- 10位『52ヘルツのクジラたち』町田 そのこ
- 11位『ワンダフル・ライフ』丸山 正樹
- 12位『白鳥とコウモリ』東野 圭吾
- 13位『夜が明ける』西 加奈子
- 14位『星を掬う』町田 そのこ
- 15位『スモールワールズ』一穂 ミチ
- 16位『流浪の月』凪良 ゆう
- 17位『月曜日の抹茶カフェ』青山 美智子
- 18位『元彼の遺言状』新川 帆立
- 19位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』ブレイディ みかこ
- 20位『お探し物は図書室まで』青山 美智子
01位『同志少女よ、敵を撃て』逢坂 冬馬
第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。独ソ戦、女性だけの狙撃小隊がたどる生と死。
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために……。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。
おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵”とは?
(早川書房公式ページより)
『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
02位『六人の嘘つきな大学生』浅倉 秋成
成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
『教室が、ひとりになるまで』でミステリ界の話題をさらった浅倉秋成が仕掛ける、究極の心理戦。
(KADOKAWA公式ページより)
『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
03位『黒牢城』米澤 穂信
信長を裏切った荒木村重と囚われの黒田官兵衛。二人の推理が歴史を動かす。
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の到達点。『満願』『王とサーカス』の著者が挑む戦国×ミステリの新王道。
(KADOKAWA公式ページより)
『黒牢城』米澤穂信【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
04位『赤と青とエスキース』青山 美智子
メルボルンの若手画家が描いた1枚の「絵画(エスキース)」。日本へ渡って30数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。
2度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。
(PHP研究所公式ページより)
『赤と青とエスキース』青山美智子【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
05位『推し、燃ゆ』宇佐見 りん
逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を”解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し――。デビュー作『かか』が第33回三島賞受賞。21歳、圧巻の第二作。
(河出書房新社公式ページより)
参考 『推し、燃ゆ』公式特設サイト河出書房新社 『推し、燃ゆ』宇佐見りん【ネタバレなし】推し活は逃避か背骨か。逃避ならばそこに居場所がなくなった時にはまた別の場所に逃げれば良いだろうがそれが背骨ならば……。
06位『透明な螺旋』東野 圭吾
シリーズ第十弾。最新長編。
今、明かされる「ガリレオの真実」。
房総沖で男性の銃殺遺体が見つかった。
失踪した恋人の行方をたどると、関係者として天才物理学者の名が浮上した。
警視庁の刑事・草薙は、横須賀の両親のもとで過ごす湯川学を訪ねる。
「愛する人を守ることは罪なのか」
ガリレオシリーズ最大の秘密が明かされる。
(文藝春秋社公式ページより)
参考 『透明な螺旋』公式特設サイト文藝春秋社 『透明な螺旋』東野圭吾【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
07位『闇祓』辻村 深月
あいつらが来ると、人が死ぬ。辻村深月、初の本格ホラーミステリ長編!
「うちのクラスの転校生は何かがおかしい――」
クラスになじめない転校生・要に、親切に接する委員長・澪。しかし、そんな彼女に要は不審な態度で迫る。唐突に「今日、家に行っていい?」と尋ねたり、家の周りに出没したり……。ヤバい行動を繰り返す要に恐怖を覚えた澪は憧れの先輩・神原に助けを求めるが――。
身近にある名前を持たない悪意が増殖し、迫ってくる。一気読みエンタテインメント!
(KADOKAWA公式ページより)
『闇祓』辻村深月【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
08位『ペッパーズ・ゴースト』伊坂 幸太郎
少しだけ不思議な力を持つ、中学校の国語教師・檀(だん)と、女子生徒の書いている風変わりな小説原稿。生徒の些細な校則違反をきっかけに、檀先生は思わぬ出来事に巻き込まれていく。
伊坂作品の魅力が惜しげもなくすべて詰めこまれた、作家生活20年超の集大成!
(朝日新聞出版公式ページより)
参考 『ペッパーズ・ゴースト』公式特設サイト朝日新聞出版 『ペッパーズ・ゴースト』伊坂幸太郎【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
09位『そして、バトンは渡された』瀬尾 まいこ
私には五人の父と母がいる。その全員を大好きだ。
森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。
この著者にしか描けない優しい物語。
(文藝春秋社公式ページより)
参考 『そして、バトンは渡された』公式特設サイト文藝春秋社 『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ【ネタバレなし】ハラハラドキドキより安らぎを求める人向けの話。
10位『52ヘルツのクジラたち』町田 そのこ
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる――。
(中央公論社公式ページより)
参考 『52ヘルツのクジラたち』公式特設サイト中央公論社 『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ【ネタバレなし】ただただ繊細で悲しいだけの物語ではなく、その中に力強さもあって、泣ける物語は嘘くさくて苦手という人でも大丈夫な泣ける物語という印象。
11位『ワンダフル・ライフ』丸山 正樹
事故による頸髄損傷で、肩から下が動かず寝たきりの「妻」(49)を自宅で介護している「わたし」(50)。自由のない生活を長年送っているが、身体が動かない以外は事故前と変わらない妻から「ありがとう」と言われたこともない。なんのためにこんな生活をしているのかと悩むなか、ある“趣味”をはじめる――。
一方、設計士の一志(39)と編集者の摂(38)夫婦は、一年限定で始めた妊活が実らなかった。摂から特別養子縁組を検討したいと打ち明けられた一志は戸惑う。
不倫相手である上司の子供を身ごもった広告代理店勤務の女性、障害を隠して趣味の合う女子大生とパソコン通信で交流する脳性麻痺の青年… … 。
さまざまな悩みを抱える男女の“過去と未来”が、照らし出したものとは――。
現代社会の歪みを書き続けてきた著者渾身の書下ろし長編。
(光文社公式ページより)
『ワンダフル・ライフ』丸山正樹【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
12位『白鳥とコウモリ』東野 圭吾
二〇一七年十一月一日。港区海岸に止められた車の中で腹を刺された男性の遺体が発見された。被害者は白石健介。正義感が強くて評判のいい弁護士だった。捜査の一環で、白石の生前、弁護士事務所に電話をかけてきた男、倉木達郎を愛知県三河安城に訪ねる刑事、五代。驚くべきことにその倉木がある日突然、自供をし始める――が。
二〇一七年東京、一九八四年愛知を繋ぐ〝告白〟が、人々を新たな迷宮へと誘う—。
(幻冬舎公式ページより)
参考 『白鳥とコウモリ』公式特設サイト幻冬舎 『白鳥とコウモリ』伊坂幸太郎【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
13位『夜が明ける』西 加奈子
思春期から33歳になるまでの男同士の友情と成長、そして変わりゆく日々を生きる奇跡。まだ光は見えない。それでも僕たちは、夜明けを求めて歩き出す。どれだけ傷ついても、夜が深くても、必ず明日はやってくる。
(新潮社公式ページより)
参考 『夜が明ける』公式特設サイト新潮社 『夜が明ける』西加奈子【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
14位『星を掬う』町田 そのこ
千鶴が夫から逃げるために向かった「さざめきハイツ」には、自分を捨てた母・聖子がいた。他の同居人は、娘に捨てられた彩子と、聖子を「母」と呼び慕う恵真。四人の共同生活は、思わぬ気づきと変化を迎え――。
(中央公論新社公式ページより)
『星を掬う』町田そのこ【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
15位『スモールワールズ』一穂 ミチ
夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。向き合うことができなかった父と子。大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。
(講談社公式ページより)
『スモールワールズ』一穂ミチ【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
16位『流浪の月』凪良 ゆう
あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。
(東京創元社公式ページより)
参考 『流浪の月』公式特設サイト東京創元社 『流浪の月』凪良ゆう【ネタバレなし】都会の冷たさと田舎の排他性を同時に併せ持った社会が広がっている。
17位『月曜日の抹茶カフェ』青山 美智子
川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。その「マーブル・カフェ」が定休日の月曜日に、一度だけ「抹茶カフェ」を開くことに。
ツイていない携帯ショップ店員と愛想のない茶問屋の若旦那、妻を怒らせてしまった夫とランジェリーショップのデザイナー兼店主、恋人に別れを告げたばかりのシンガーと実家の祖母と折り合いが悪い紙芝居師、時代に取り残されたと感じている京都老舗和菓子屋の元女将と自分の名字と同じ名前の京菓子を買いにきたサラリーマン……。
この縁は、きっと宝物になる――。
人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押していることに気づく。
一杯の抹茶から始まる、東京と京都をつなぐ12ヵ月の心癒やされるストーリー。
『木曜日にはココアを』のおなじみのメンバーも登場するシリーズ続編です。
(宝島社公式ページより)
『月曜日の抹茶カフェ』青山美智子【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
18位『元彼の遺言状』新川 帆立

「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」
奇妙な遺言状をめぐって、おカネ好きの敏腕女性弁護士が活躍!
前代未聞の遺産相続ミステリー
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」
奇妙な遺言状を残して、大手製薬会社の御曹司・森川栄治が亡くなった。
学生時代に彼と三ヶ月だけ交際していた弁護士の剣持麗子は、犯人候補に名乗り出た栄治の友人の代理人として、森川家主催の「犯人選考会」に参加することとなった。数百億円ともいわれる遺産の分け前を獲得すべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走するが――
(宝島社公式ページより)
『元彼の遺言状』新川帆立【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
19位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』ブレイディ みかこ

中学生の「ぼく」の日常は、今も世界の縮図のよう。授業でのスタートアップ実習、ノンバイナリーの教員たち、音楽部でのポリコレ騒動、ずっと助け合ってきた隣人との別れ、そして母の国での祖父母との旅――“事件”続きの暮らしの中で、少年は大人へのらせん階段を昇っていく。80万人が読んだ「親子の成長物語」、ついに完結。
(新潮社公式ページより)
参考 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』公式特設サイト新潮社 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2』ブレイディみかこ【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
20位『お探し物は図書室まで』青山 美智子
お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?
人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。「本を探している」と申し出ると「レファレンスは司書さんにどうぞ」と案内してくれます。
狭いレファレンスカウンターの中に体を埋めこみ、ちまちまと毛糸に針を刺して何かを作っている司書さん。本の相談をすると司書さんはレファレンスを始めます。不愛想なのにどうしてだか聞き上手で、相談者は誰にも言えなかった本音や願望を司書さんに話してしまいます。話を聞いた司書さんは、一風変わった選書をしてくれます。図鑑、絵本、詩集……。
そして選書が終わると、カウンターの下にたくさんある引き出しの中から、小さな毛糸玉のようなものをひとつだけ取り出します。本のリストを印刷した紙と一緒に渡されたのは、羊毛フェルト。「これはなんですか」と相談者が訊ねると、司書さんはぶっきらぼうに答えます。 「本の付録」と――。
自分が本当に「探している物」に気がつき、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。
(ポプラ社公式ページより)
『お探し物は図書室まで』青山美智子【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。