公式主催で、冒険日誌イベント「このモンスターが好きだ!」が開かれました。
これは目覚めし冒険者の広場で行われたイベントで、「このモンスターが好きだ!」というテーマに沿った冒険日誌を書くというものです。当然の様に私アコニットを始め「げいむすきお伝」編集スタッフも、参加いたしました。
中でもみもとふめい(プクリポ)は特に力を入れていたようですが、冒険日誌は4枚までしか写真を載せることができず、書きたいことが書ききれず、心の残りがあるとのことでした。そこで今回、完成版として、ここに再編集して載せる事にいたします。
どうぞ、お楽しみください。[/prpsay]
僕と彼らと彼らのキング
前からすごく気になっているモンスターがいるんだ。ほら、この写真見て。
うん。そうそう。オークだよ。長いヤリをかまえたイノシシのモンスター。僕は時々思うんだ。彼らと僕はー体何が違うんだろう、って。
二本足で立って、歩き回って、毛むくじゃら。そして、服を着て、靴を履いて、槍まで器用に使いこなす。
確かにいつもおんなじ服、おんなじ靴で、お洒落さの欠片もない。でも、一張羅は特に汚れている様子もないし、こまめに洗濯してるんだろうと思う。むしろ、彼らの方が紳士なんじゃないかと思うこともある。
僕らプクリポの中にはそこら中を裸で歩き回ったりするのがいる。
だけど、彼らは決して人目につくところで裸になったりはしないんだ!
実は僕も裸で走り回ることがあるんだ。
みんなもない? たとえばさ、素材屋で装備を全部結晶にしちゃったとするよ? そしたら、当然裸になるでしょ?
わざわざ服を着るのが面倒だから、そのままバザー目指して一直線ってことない?
結晶にするための次の装備を買おうとするでしょ?
でも、そこで初めてお金がないことに気がつくんだ。
面倒くさいなー、と思いながら預けたお金を返してもらうために預かり所を目指す。
でも、裸で走っているとなんだか気持ちがよくなってきて、預かり所の前を通り過ぎてしまう。
段々と自分がおさえきれなくなってきて……
ついには街を飛び出してしまい……興奮のあまりにおたけびをあげるんだ。
みんなもないかな?
話を戻すね。
彼らと僕の違いについて、細かくあげていくことはできる。でも一番の違いは神さまの加護を受けているかどうかだと思うんだ。大切なのは、ここでいう神さまは「僕らの神さま」だってこと。彼らには彼らの神さまにあたる別の存在があって、その加護を受けている。そこは大きく違うにしても、あとのことは細かな違いでしかないと思う。
逆に、共通点を探すといっぱい出てくる。僕が一番すごいと思ったのは、彼らにも階級があるということ。これは社会的生活を送っていることに他ならないよね。
まず、最低階級は普通のオーク。
そして、そのオークは年をとると毛が金色に生えかわる。
全身の毛が金色に生え変わったら、紫色の服が贈られてゴールドオークになるんだ。
そして最高位は、オークを手下に従えるオークキングと呼ばれる存在。ベホイミやザオラルを使うことができるんだよ。
回復呪文まで使うなんて、さすが上に立つだけはあるね。同属を気遣うだけの強さと優しさがないと上には立てない、ってことなんだろうな。
僕はまだ会ったことはないんだけど、紅の衣をまとった華麗なるオークの女王オークィーンっていうのもいるらしい。
そんな彼らの社会性は、知れば知るほどに興味がわいてくるところだ。
プクリポには今のところそんな階級はないけど、いつかはプクリポキングと呼ばれるような存在になりたいな、って思ってるんだ。
[prpsay img=”https://gamesukio.com/dq10/wp-content/uploads/aconite_face.png” name=”アコニット”] 信じる信じないはあなた次第。真実はいつも藪の中。チーム「InTheBush」のリーダーである私アコニットの編集でお送りいたしました。[/prpsay]