吾輩はげいむすきおである。勇者げいむすきおである。しかし今は、ツボ錬金職人である。
ツボ錬金職人としての評判が徐々に上がってきた。そうなると、欲が出てくる。さらに上を目指したくなる。
そうして、上を目指していると、ツボ錬金職人としての新たな目標が見つかった。欲しいものができたのである。
これである。
この女性が欲しいのではないぞ。職人として評判を挙げて彼女の気をひこうというような類の話ではなく、彼女の着ておるツボ錬金の職人装備が欲しいのである。
職人としての評判をあげ、マスター・ポーリアに認められれば、この装備がもらえるのである。
ちなみに背中側から見るとこうなっておる。
背部が大きく開いておりかなりセクシーである。
この女性は『ツボ錬金ブーツ』と『ツボ錬金作業着上下』を身に着けておるのだが、この『ツボ錬金作業着上下』は名前の通り上下セットのものであり、上に何も羽織ることができぬのである。
ツボ錬金の職人装備はこれ以外に、『ツボ錬金頭巾』があり、これはマスター・ポーリアがいつもかぶっておるから、ツボ錬金職人ギルドの本部がある港町レンドアに行けば、見ることができるであろう。
当然、吾輩の目標は、ツボ練金の職人装備フルセットである。
さて、ツボ錬金装備の話が出たところで、吾輩の秘蔵コレクションを公開しようと思う。ツボ錬金装備をした職人写真集である。
ツボ錬金ギルド(レンドア北)
メイリン
まずはメイリンである。
港町レンドアにあるツボ錬金ギルド本部に入ると、作業着姿の彼女が笑顔で出迎えてくれる。
マスター・ポーリア
奥に進むと、マスター・ポーリアがカウンターの向こうで貴公がツボ錬金職人になってくれるのを待っておるぞ。
さすがギルドマスターだけあって、唯一頭巾をつけておる。
ブレンダン
マスターの前を通りすぎ、一階を一周りして二階に上がると、けだるく腕を組み、切れ長の目をした少しばかりキツイ印象のブレンダンが迎えてくれる。
ラフ
二階の部屋に入って左手側にはラフが立っておる。
上品で落ち着いた口調の多いツボ錬金ギルド本部においては、珍しく派手な髪の色をした娘である。
セシリィ
同じく二階部屋。右手奥。セシリィ。
あまり人のこない二階のではあるが、一階の人混みを嫌った職人がツボ錬金しておることもある。そういった職人らの世話が、セシリィの仕事であろうか。
アズラン
サミダレ
ここからは、港町レンドアを飛び出し、各大陸のツボ錬金職人たち。まずは、風の町アズランにいるエルフのサミダレ。
エルフの娘が着ると非常に清楚な感じがするであるな。
オルフェア
キュピル
オルフェアの町にいるプクリポのキュピル。
おままごとをして遊んでおるようにしか見えぬ。見た目はともかくこのプクリポは「パルプンテがでまくるあくまの錬金ツボ」なるものの存在をほのめかしておる。聞き捨てならない情報である。
ガタラ
ミミタ
岳都ガタラのミミタ。
肌の色はともかく、意外とツボ錬金装備が似合っておるな。
ガートラント
ジャム
そして、最初に紹介したガートラント城下町におるオーガのジャムである。
やはり体が大きいだけあって、迫力がある。作業着も大きい為細部まで確認できるのである。
閑話
そして、後は我らがウェディのツボ錬金装備姿なのであるが、その写真を出す前に少し違う話をしたい。
吾輩がこの記事の中であえて避けてきた話題である。この『ツボ錬金作業着上下』であるが、作業着とはいうもののどう見てもエプロンドレスである。背部の肌の露出は、パーティドレスをも思わせる。果たしてこれを男が着て合うのか、という問題である。
そして、この疑問を考えるため話を戻し、ジュレットにいるウェディのツボ錬金職人を見てみるのである。
ジュレット
マーキシ
これがその「ジュレットにいるウェディのツボ錬金職人」マーキシである。真剣なのかふざけているのか少々判断に困るその姿、恰好である。
後ろ姿も見るがよい。
当然、男であっても背中は空いておるし、他のものを羽織ることは許されない。背びれのあるウェディにとっては、背中が空いておる方が良いのは確かであるがな。
貴公らはどう考えるか。男がこの作業着を身に着けることはありなのか、なしなのか。吾輩は『あり』の立場に立っておる。これも一つのファッションである。
吾輩にそう思わせてくれたのは、ギルド本部二階にいるルークである。他の本部ギルド員を紹介した際にあえて紹介しなかった人物である。
ツボ錬金ギルド(レンドア北)
ルーク
これがそのルークである。
どうであるか、この堂々とした立ち姿。非常に誇らしげである。
後ろからも見るのである。
背中も大きく開いておる。彼の話によると、ギルドマスターが今のマスター・ポーリアになった時、この作業着に変わったそうである。そのおかげで女性の入門者が増えたとも言っておった。
ルークの右からのショットも見ると良いのである。
彼自身、最初、この作業着に変わった時は抵抗があったようである。しかし、ルーク曰く「着てみたらもう すばらしい着心地! 抜群のフィット感! もう この作業着ナシなんて 考えられない!」
ついでであるので、左からのショットも見ておくのである。
彼の言葉からは色々なことが想像される。彼は前ギルドマスターの時代と、現ギルドマスターのポーリアの時代と両方を知っている。前ギルドマスターとポーリアの関係は一体どうであったのだろうか。
ポーリアがギルドマスターとなり、作業着をカワイイ女性向けのデザインにするというここまで大きな改革をしたその動機とはいったい何だったのか。
最後に
ルークを見て、ルークの話を聞き、この作業着が男でも合うのかどうかなんてことは、考えるに値しない問題であると悟った。
合うか合わないかではない。
着るか着ないかなのである。
吾輩はますますこの作業着が欲しくなった。
「着てみたらもう すばらしい着心地! 抜群のフィット感! もう この作業着ナシなんて 考えられない!」
欲しくてたまらなくなった。
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吾輩がツボ錬金職人を選んだ理由【PC】ウェディの娘チグサ念願のツボ錬金作業着上下を手に入れたのである。
ヒゲでも、おじさんでも
好きな服を着て堂々としていればいい…
目から大きなうろこが落ちました!
>>こトロ殿
うむ。
吾輩は彼の堂々とした立ち振る舞いをみて
眼から大きなこうらが落ちた。
実質、何も見えておらんかったのである。