
2023年01月20日、「2023年本屋大賞」のノミネート作品が発表された。それぞれどんな物語なのか、出版社が公開している内容紹介を集めてみた。
それぞれ書評的なやつが書けたら、適宜リンクをしていこうと思う。

2023年本屋大賞スケジュール
2022年 | 12月01日(水) | 一次投票、発掘部門、翻訳小説部門、投票スタート |
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2023年 | 01月04日(水) | 一次投票、発掘部門、投票締め切り |
01月20日(金) | ノミネート作品発表、二次投票スタート | |
02月12日(日) | 翻訳小説部門 投票締め切り | |
02月28日(火) | 二次投票締め切り | |
04月12日(水) | 大賞作品、発掘部門、翻訳小説部門の結果発表 |
本屋大賞ノミネート作品
『川のほとりに立つ者は』寺地 はるな
カフェの若き店長・原田清瀬は、ある日、恋人の松木が怪我をして意識が戻らないと病院から連絡を受ける。松木の部屋を訪れた清瀬は、彼が隠していたノートを見つけたことで、恋人が自分に隠していた秘密を少しずつ知ることに――。「当たり前」に埋もれた声を丁寧に紡ぎ、他者と交わる痛みとその先の希望を描いた物語。
(双葉社公式ページより)
『川のほとりに立つ者は』寺地はるな【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
『君のクイズ』小川 哲
生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになり――。
読めば、クイズプレーヤーの思考と世界がまるごと体験できる。人生のある瞬間が鮮やかによみがえる。そして読後、あなたの「知る」は更新される!
「不可能犯罪」を解く一気読み必至の卓抜したミステリーにして、エモーショナルなのに知的興奮に満ちた超エンターテインメント!
(朝日新聞出版公式ページより)
『君のクイズ』小川哲【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
『宙ごはん』町田 そのこ
この物語は、あなたの人生を支えてくれる
宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。厳しいときもあるけれど愛情いっぱいで接してくれるママ・風海と、イラストレーターとして活躍し、大人らしくなさが魅力的なお母さん・花野だ。二人の母がいるのは「さいこーにしあわせ」だった。
宙が小学校に上がるとき、夫の海外赴任に同行する風海のもとを離れ、花野と暮らし始める。待っていたのは、ごはんも作らず子どもの世話もしない、授業参観には来ないのに恋人とデートに行く母親との生活だった。代わりに手を差し伸べてくれたのは、商店街のビストロで働く佐伯だ。花野の中学時代の後輩の佐伯は、毎日のごはんを用意してくれて、話し相手にもなってくれた。ある日、花野への不満を溜め、堪えられなくなって家を飛び出した宙に、佐伯はとっておきのパンケーキを作ってくれ、レシピまで教えてくれた。その日から、宙は教わったレシピをノートに書きとめつづけた。
全国の書店員さん大絶賛! どこまでも温かく、やさしいやさしい希望の物語。
(小学館公式ページより)
『宙ごはん』町田そのこ【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
『月の立つ林で』青山 美智子
長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家。
つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。
月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの思いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。
(ポプラ社公式ページより)
『月の立つ林で』青山美智子【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
『汝、星のごとく』凪良 ゆう
その愛は、あまりにも切ない。
正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。
──わたしは愛する男のために人生を誤りたい。
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。
──まともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。
(講談社公式ページより)
『汝、星のごとく』凪良ゆう【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
『方舟』夕木 春央
9人のうち、死んでもいいのは、──死ぬべきなのは誰か?
大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。そんな矢先に殺人が起こった。
だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。──犯人以外の全員が、そう思った。
タイムリミットまでおよそ1週間。それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない。
(講談社公式ページより)
『方舟』夕木春央【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
『#真相をお話しします』結城 真一郎
子供が四人しかいない島で、僕らは「YouTuber」になることにした。でも、ある事件を境に島のひとたちがよそよそしくなっていって……(「#拡散希望」)。日本の〈いま〉とミステリが禁断の融合! 緻密で大胆な構成と容赦ない「どんでん返し」の波状攻撃に瞠目せよ。日本推理作家協会賞受賞作を含む、痺れる五篇。
(新潮社公式ページより)
『#真相をお話しします』結城真一郎【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
『爆弾』呉 勝浩
東京、炎上。正義は、守れるのか。
些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。直後、秋葉原の廃ビルが爆発。まさか、この男“本物”か。さらに男はあっけらかんと告げる。
「ここから三度、次は一時間後に爆発します」
警察は爆発を止めることができるのか。
爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー。
(講談社公式ページより)
『爆弾』呉勝浩【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
『光のとこにいてね』一穂 ミチ
たった1人の、運命に出会った
古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。着るものも食べるものも住む世界も。でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。彼女が泣くと、私も悲しくなった。彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。どうして彼女しかダメなんだろう。どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。
運命に導かれ、運命に引き裂かれる
ひとつの愛に惑う二人の、四半世紀の物語
(文藝春秋社公式ページより)
『光のとこにいてね』一穂ミチ【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
『ラブカは静かに弓を持つ』安壇 美緒
少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇し、以来、深海の悪夢に苛まれながら生きてきた橘。ある日、上司の塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。橘は身分を偽り、チェロ講師・浅葉のもとに通い始める。師と仲間との出会いが、奏でる歓びが、橘の凍っていた心を溶かしだすが、法廷に立つ時間が迫り……
想像を超えた感動へ読者を誘う、心震える“スパイ×音楽”小説!
(集英社公式ページより)
『ラブカは静かに弓を持つ』安壇美緒【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。