読んだ本や読みたい本を登録できるSNS『読書メーター』では、毎月、登録された数のランキングを発表している。このページでは、「2021年05月の登録数ランキング(単行本)」の20位までの公式紹介文、公式特設サイトを集めている。書評的なものが書けたら、適宜リンクしていく予定。
ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロの長編小説「クララとお日さま」が19位に入ってきている。「AIロボットと少女との友情を描く感動作」だそうだ。
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- 01位『52ヘルツのクジラたち』町田 そのこ
- 02位『白鳥とコウモリ』東野 圭吾
- 03位『推し、燃ゆ』宇佐見りん
- 04位『正欲』朝井 リョウ
- 05位『お探し物は図書室まで』青山 美智子
- 06位『元彼の遺言状』新川 帆立
- 07位『流浪の月』凪良 ゆう
- 08位『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ
- 09位『滅びの前のシャングリラ』凪良 ゆう
- 10位『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』東野 圭吾
- 11位『犬がいた季節』伊吹 有喜
- 12位『オルタネート』加藤シゲアキ
- 13位『その扉をたたく音』瀬尾 まいこ
- 14位『逆ソクラテス』伊坂 幸太郎
- 15位『コンビニ人間』村田 沙耶香
- 16位『魂手形 三島屋変調百物語七之続』宮部 みゆき
- 17位『かがみの孤城』辻村 深月
- 18位『自転しながら公転する』山本 文緒
- 19位『クララとお日さま』カズオ・イシグロ
- 20位『ドキュメント』湊 かなえ
01位『52ヘルツのクジラたち』町田 そのこ
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる――。
(中央公論社公式ページより)
参考 『52ヘルツのクジラたち』公式特設サイト中央公論社 『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ【ネタバレなし】ただただ繊細で悲しいだけの物語ではなく、その中に力強さもあって、泣ける物語は嘘くさくて苦手という人でも大丈夫な泣ける物語という印象。
02位『白鳥とコウモリ』東野 圭吾
二〇一七年十一月一日。港区海岸に止められた車の中で腹を刺された男性の遺体が発見された。被害者は白石健介。正義感が強くて評判のいい弁護士だった。捜査の一環で、白石の生前、弁護士事務所に電話をかけてきた男、倉木達郎を愛知県三河安城に訪ねる刑事、五代。驚くべきことにその倉木がある日突然、自供をし始める――が。
二〇一七年東京、一九八四年愛知を繋ぐ〝告白〟が、人々を新たな迷宮へと誘う—。
(幻冬舎公式ページより)
参考 『白鳥とコウモリ』公式特設サイト幻冬舎 『白鳥とコウモリ』伊坂幸太郎【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
03位『推し、燃ゆ』宇佐見りん
逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を”解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し――。デビュー作『かか』が第33回三島賞受賞。21歳、圧巻の第二作。
(河出書房新社公式ページより)
参考 『推し、燃ゆ』公式特設サイト河出書房新社 『推し、燃ゆ』宇佐見りん【ネタバレなし】推し活は逃避か背骨か。逃避ならばそこに居場所がなくなった時にはまた別の場所に逃げれば良いだろうがそれが背骨ならば……。
04位『正欲』朝井 リョウ
あってはならない感情なんて、この世にない。それはつまり、いてはいけない人間なんて、この世にいないということだ――共感を呼ぶ傑作か? 目を背けたくなる問題作か? 絶望から始まる痛快。あなたの想像力の外側を行く、作家生活10周年記念、気迫の書下ろし長篇小説。
(集英社公式ページより)
参考 『正欲』公式特設サイト集英社 『正欲』朝井リョウ【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
05位『お探し物は図書室まで』青山 美智子
お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?
人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。「本を探している」と申し出ると「レファレンスは司書さんにどうぞ」と案内してくれます。
狭いレファレンスカウンターの中に体を埋めこみ、ちまちまと毛糸に針を刺して何かを作っている司書さん。本の相談をすると司書さんはレファレンスを始めます。不愛想なのにどうしてだか聞き上手で、相談者は誰にも言えなかった本音や願望を司書さんに話してしまいます。話を聞いた司書さんは、一風変わった選書をしてくれます。図鑑、絵本、詩集……。
そして選書が終わると、カウンターの下にたくさんある引き出しの中から、小さな毛糸玉のようなものをひとつだけ取り出します。本のリストを印刷した紙と一緒に渡されたのは、羊毛フェルト。「これはなんですか」と相談者が訊ねると、司書さんはぶっきらぼうに答えます。 「本の付録」と――。
自分が本当に「探している物」に気がつき、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。
(ポプラ社公式ページより)
『お探し物は図書室まで』青山美智子【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
06位『元彼の遺言状』新川 帆立

「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」
奇妙な遺言状をめぐって、おカネ好きの敏腕女性弁護士が活躍!
前代未聞の遺産相続ミステリー
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」
奇妙な遺言状を残して、大手製薬会社の御曹司・森川栄治が亡くなった。
学生時代に彼と三ヶ月だけ交際していた弁護士の剣持麗子は、犯人候補に名乗り出た栄治の友人の代理人として、森川家主催の「犯人選考会」に参加することとなった。数百億円ともいわれる遺産の分け前を獲得すべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走するが――
(宝島社公式ページより)
『元彼の遺言状』新川帆立【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
07位『流浪の月』凪良 ゆう
あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。
(東京創元社公式ページより)
参考 『流浪の月』公式特設サイト東京創元社 『流浪の月』凪良ゆう【ネタバレなし】都会の冷たさと田舎の排他性を同時に併せ持った社会が広がっている。
08位『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ
私には五人の父と母がいる。その全員を大好きだ。
森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語。
(文藝春秋社公式ページより)
参考 『そして、バトンは渡された』公式特設サイト文藝春秋社 『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ【ネタバレなし】ハラハラドキドキより安らぎを求める人向けの話。
09位『滅びの前のシャングリラ』凪良 ゆう
一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する。滅亡を前にした世界の中で「人生をうまく生きられなかった」四人が、最期の時までをどう過ごすのか。2020年本屋大賞作家が贈る新たな傑作。
(中央公論社公式ページより)
『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
10位『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』東野 圭吾
殆どの人が訪れたことのない平凡で小さな町。寂れた観光地。ようやく射した希望の光をコロナが奪い、さらに殺人事件が……。
(光文社公式ページより)
参考 『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』公式特設サイト光文社 『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』東野圭吾【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
11位『犬がいた季節』伊吹 有喜

1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら…。昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の逡巡や決意を、瑞々しく描く青春小説の傑作。
(双葉社公式ページより)
『犬がいた季節』伊吹有喜【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
12位『オルタネート』加藤シゲアキ
高校生限定のマッチングアプリが必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、3人の若者の運命が、鮮やかに加速していく――。恋とは、友情とは、家族とは、人と“繋がる”とは何か。悩み、傷つきながら、〈私たち〉が「世界との距離をつかむまで」を端正かつエモーショナルに描く。著者3年ぶり、渾身の新作長編。
(新潮社公式ページより)
参考 『オルタネート』公式特設サイト新潮社 『オルタネート』加藤シゲアキ【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
13位『その扉をたたく音』瀬尾 まいこ
29歳、無職。ミュージシャンへの夢を捨てきれないまま、怠惰な日々を送っていた宮路は、ある日、利用者向けの余興に訪れた老人ホームで、神がかったサックスの演奏を耳にする。音色の主は、ホームの介護士・渡部だった。「神様」に出会った興奮に突き動かされた宮路はホームに通い始め、やがて入居者とも親しくなっていく――。
人生の行き止まりで立ちすくんでいる青年と、人生の最終コーナーに差し掛かった大人たちが奏でる感動長編。
(集英社公式ページより)
『その扉をたたく音』瀬尾まいこ【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
14位『逆ソクラテス』伊坂 幸太郎

敵は、先入観。世界をひっくり返せ!
伊坂幸太郎史上、最高の読後感。デビュー20年目の真っ向勝負! 逆転劇なるか!?
カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える――「逆ソクラテス」
足の速さだけが正義……ではない? 運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが――「スロウではない」
最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。アンハッピー。でも、戦いはまだ続いているかも――「アンスポーツマンライク」
ほか、「非オプティマス」「逆ワシントン」――書き下ろしを含む、無上の短編全5編を収録。
(集英社公式ページより)
参考 『逆ソクラテス』公式特設サイト集英社 『逆ソクラテス』伊坂幸太郎【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
15位『コンビニ人間』村田 沙耶香
36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。
ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが……。
現代の実存を問い、正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。
(文藝春秋社公式ページより)
『コンビニ人間』村田沙耶香【ネタバレなし】本人は言うほど困ってなさそう。
16位『魂手形 三島屋変調百物語七之続』宮部 みゆき

嘘も真実も善きも悪しきも、すべてが詰まった江戸怪談の新骨頂!
江戸は神田の三島屋で行われている変わり百物語。美丈夫の勤番武士は国元の不思議な〈火消し〉の話を、団子屋の屋台を営む娘は母親の念を、そして鯔背な老人は木賃宿に泊まったお化けについて、富次郎に語り捨てる。
(KADOKAWA公式ページより)
『魂手形 三島屋変調百物語七之続』宮部みゆき【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
17位『かがみの孤城』辻村 深月
あなたを、助けたい。
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。
(ポプラ社公式ページより)
『かがみの孤城』辻村深月【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
18位『自転しながら公転する』山本 文緒
東京のアパレルで働いていた都は母親の看病のため茨城の実家に戻り、地元のアウトレットのショップで店員として働き始めるが、職場ではセクハラなど問題続出、実家では両親共に体調を崩してしまい……。恋愛、家族の世話、そのうえ仕事もがんばるなんて、そんなこと無理! ぐるぐる思い惑う都の人生の選択から目が離せない、共感度100%小説。
(新潮社公式ページより)
参考 『自転しながら公転する』公式特設サイト新潮社 『自転しながら公転する』山本文緒【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
19位『クララとお日さま』カズオ・イシグロ
人工知能を搭載したロボットのクララは、病弱な少女ジョジーと出会い、やがて二人は友情を育んでゆく。愛とは、知性とは、家族とは? 生きることの意味を問う感動作。
(早川書房公式ページより)
『クララとお日さま』カズオ・イシグロ【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。
20位『ドキュメント』湊 かなえ
「”伝える”って何だ?」ということを、青海学院放送部のみんなと、真剣に考えてみました。 ――湊かなえ
中学時代に陸上で全国大会を目指していた町田圭祐は、交通事故に遭い高校では放送部に入ることに。圭祐を誘った正也、久米さんたちと放送コンテストのラジオドラマ部門で全国大会準決勝まで進むも、惜しくも決勝には行けなかった。三年生引退後、圭祐らは新たにテレビドキュメント部門の題材としてドローンを駆使して陸上部を撮影していく。やがて映像の中に、煙草を持って陸上部の部室から出てくる同級生の良太の姿が発見された。圭祐が真実を探っていくと、計画を企てた意外な人物が明らかになって……。
(KADOKAWA公式ページより)
『ドキュメント』湊かなえ【ネタバレなし】「書評的なもの」はまだ書けていません。